タージレポート6

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タージレポート6

はじめに。
これはあるカレー屋にまつわる体験記です。従ってほぼノンフィクション。
何て言うか我々の恒例行事です。。

プロローグ。▼
変人揃いのうちの塾の先生達がわざわざ隣県まで食べに行くカレー屋。
「タージマハール」
黒のゲートは赤い亜空間、そして緑の異次元へ通じている。
・・俺は見たけど異次元を・・

アクト1。～Let's exodus!～▲▼

2002年5月21日。高二最初のテストが終わると共に高二最初のタージの日がやってくる。
ホントは一年生を拉致連れてく予定だったけど
彼らは前日に試験が終わり普通授業だったので命拾い。

では第七次タージ遠征スタートであります。
さて、いつもならここで隊員発表ですが、今回は趣向を変えて
登場するときに紹介いたします。各人物の後のカッコ内は逝った遠征のNo.

そんなわけで、テストが終わった教室。

他のクラスでテストだった、お髭が濃い剣道二段・魔神S本氏(2,3,4,5)がやってきました。
実は直前まであの覇王・漢（ヲトコ）ジョニー隊長(1,2,3,4,5,6)と連絡とってなかったんですが、
S本氏が隊長からの伝言を伝えてきました。1時15分に駅に集合と。さすが隊長心配無用。
もはやテスト→タージは暗黙の了解ですな。

駅に着くとしっかり帰宅ししっかり私服に替えて来る俺。
駅に戻ると改札口付近に怪しい人影を発見。

チーズバーガーほおばるS本氏。
えーい食欲魔神が！

そしてその隣にやっぱりマクドナルドの袋をさげたタージ中毒美声歌手Vercingetorix氏(4,5,6)
えー旧Kate氏です。長ったらしいんで以下ヴェル氏。
胃袋空の俺に最近販売再開のあのチキンナゲットを恵んでくれた。。・・これでタンドーリの旨さが引き立つな・・
そして今回3回目にして早くもグリーンに挑むというヴェル氏と固く握手をする俺であった。

そんでやっぱりマクドナルドの袋をさげた、自称毒吐き新人T口氏が。でも隊長の毒舌には・・。
彼はチーズバーガーを少し恵んでくれた。報酬なんですけどね。食べ物泥棒番の。
誰ってS・・

次は我らが隊長が登場。登場と同時にS本さんを追いかけ回す。ま、よくやってますが。
隊長に言われて俺がタージへ連絡入れます。もしもし、石川からやってくる某高校の集団ですが・・
iPod（羨ましい）片手に深い知識を持つUG、Kova氏(4,5)も登場。

さらに3名が到着します。
新人ニューヨークの時刻で動く昼夜逆転心のニューヨーカー・ガシデ氏。
そしてかなりのミリタリーマニアだったそえ氏(4)。我らが剣道部部長鬼神しーるず氏(5)。（弁慶の泣き所はマスマティカ；

ここまでで総勢9名。で、来ると思われてたあの人、イッコーさんが来ません。
彼を待って時計はそろそろ1時25分にさしかかろうかというところ。発車時刻は1時28分・・。

アクト2。～約束の地～▲▼

諦めました。

S本氏は彼用のキップも買ったみたいですが

イッコーさんは今回諸事情より来れないと勝手に判断し電車へ。

電車に乗るとなぜか椅子に座ろうとせず電車の端から端までうろつく一行。
第四次のときのあのスペースを探してたんですね（爆
やっぱりこいつら既知害か！とか再認識しちゃいました？
しかもあのスペース無かったし。

しかたないので椅子に詰めて座りトーク開始。
ダベっていればあっというまに高岡へ。
地元の高校生＠ブレザーでごったがえす高岡駅を城端線のホームへと向かう怪しさ爆発学ラン軍団（+私服2）

電車は一路戸出へ。嗚呼、この田園風景。そう、ここでサッカー場があって・・

見慣れちゃってるぞ俺！

戸出駅に到着。空はいつぞやと大違いの清々しい五月晴れ。やってきたぞ約束の地カナン！
いざ出陣とヴェル氏と共に先頭を切って飛び出す俺の後ろで事件は起こった。

駅の出口で突然こけたガシデさん。。やっぱ時差ボケで眠いのか？戸出の魔力か・・？

ところでちょっと進むとヤマザキショップがあるはずなんです。

でも前回見たときはセールとか書いてあるくせに閉まってたし。
ちょいと気になって足を速める俺。

・・・案の定というより予想を超えていた・・

そこにはガラスにテープで書かれた文字が踊っていた。

「タコヤキと本の店」「掲示板」

中を伺うと山積みの週間漫画雑誌となぜかカップヌードル・・・
やはりあの町は我々を遙かに超越しているのだ・・

明るい時間帯の戸出の町はまた違う印象でしたね。豪雨の中とかは。
タージってどんな外観か等と話しながら、アラピアの看板を笑い飛ばしながら一行はタージに到着。
ランチタイムギリギリでした。

アクト3。～悟～▲▼

店の数歩前ですでにスパイススメル。
ついに来た。

マスターに挨拶し、いつもの指定予約席に座る一同。もちろん隊長が主席。俺隣。
漂うスパイススメルが食欲を刺激しまくる。
フリーノートをあさりいつも通り1ページを占拠。
某塾教師のとかあったんですけど。やっぱり来やがるな・・

で、水飲みまくりつついざオーダー。
隊長が、タンドーリチキンのブラック4つ、レッド1つ

で、スペ定1つチキン3つでグリーン4つを注文。
グリーン4つと。

黒は新人お二人とそえ氏、しーるず氏。
赤がKova氏。
緑が隊長と俺とヴェル氏と、頼むつもりじゃなかったS本氏（強制イヴェント

神の裁きだ諦めろ・・

そして続々と到着するカリーとチキン。
初心者はどうも、ラッシーがなかろうとカリーから逝こうとする傾向があるようです。まぁ第一の目的がそれなんすけどね。
今回も例に漏れず。三途の川へ錘抱えて飛び込もうとする約二名を呼び止めチキンを食べさせます。
・・・・やっぱウメーーー！！！！(T∀T)
この絶妙なスパイスの味は何物にも代えられない！新人二人も感激。。

美味い美味いといつものごとく大騒ぎしていると、ナイスガイ・マスターが登場。なんと我々に「裏技」を伝授してくれた。。
タンドーリチキンはそのままでもおいしいけどご飯と一緒にカリーをかけるとまたマイルドな味がしておいしいんですと。

へーーー

黒ならそうだろなぁ

グリーンを前にした俺には

「マイルド」が「ワイルド」にしか聞こえなかった（´Д｀::）

で、まずは新人さん達を見送ることに。逝ってらっしゃい。

ガシデ氏「あ、なんか大丈夫や。」
↓
↓
↓
「う゛」
（合掌。）

ガシデ氏「ごめん、俺タージをなめとった・・・」

ヽ(´ー`)ﾉ

T口氏もしっかり撃沈しておいでまさる。。

さて俺も突入か・・

しかし・・

グリーンは明らかに他と違う。粘性が。
赤まではインドカリーらしくサラッとしてるのに

こやつは・・・ドロッ・・・・

覚悟を決め

カリーをご飯に全部かけ

もーしわけていどにチキンをちょっとのせ

逝ってきます！！

アクト4。～ナイトメア～▲▼

まず

グリーン相手には

余裕のかけらもないので

しょっぱなから水上歩行作戦（レポ3参照

こう、意識が薄れる直前までカリーを掻き込む。

だ、だいぶ片づいたぞ！！・・・・（死

ラ・ラッ・・

飛びつく。緑はそう簡単には消えはしない（泣

そんなわけで

切れたーーー（命が

ラッシー1杯！！と断末魔の悲鳴をあげ

サラダに飛びつき鎮火を試みる。

さて、この基地街以外の方々はというと

T口氏が一番乗りの快挙。。

ヴェル氏が早々とグリーン制覇！！グリーンレンジャー（No.3）の称号獲得！
そしてそのまま死亡、と。

しーるず氏も久しぶりの来店ながら無事クリア。。

そえさんも。使用後の顔。。＞

で、隊長は覇者の余裕で皆さんを観察。まだ戦闘に入ってませんでした。

で、S本さんですが、グリーンスメルに

やられちゃってました（爆
恐るべしグリーン・・・

カメラを俺に戻すと、ラッシー二杯目を駆使し、グリーンをひたすら掻き込み、ついにグリーン二回目を制覇！
・・の瞬間水解禁。。ひたすら飲んで消火活動。。
ほら、

グリーンと闘うと口がこーんなに赤くなる・・・；；

このあとKova氏フィニッシュ。
S本さんもなんとかグリーン制覇。やっぱり死亡。。
こう、左を見ると死体が三つ並んでるんです・・；

隊長はおもむろに戦闘開始して、ご飯半分で片づけやがりました。。
神業だ・・・
そして、もはや使用後も変わらぬこの顔

その直前にはガシデ氏も終了。見よこの笑顔。。

そこで、まだ死んでるS本さんにマスターが声をかける。
「(S本)さん大丈夫？」

名前覚えてもらってんだこの人。すでに。
実は去る5月5日、S本一家が来てるんですね、タージ。
しかも同じ日に隊長の一家もやってきてるし。
イイなぁ・・・・

マスター、「武士の情け」と、S本さんにアイスクリームを一つ差し出す。
しかしあのS本さんがアイスを受け付けないほどの重傷でございました・・
体内で臨界状態なんだろな・・・

さぁサイドメニュータイムだ！というころ
店内に道着の人発見。。＞前マスターが言ってた「正道会館」の人。しかも「支部長」だとか・・・・・・
道着でカリーと闘っていたのか。

気を取り直し、俺はKovaさんと唐揚げ注文。
隊長はお気に入りだという「チャパティ」
ガシデさんがナタデココとラムプータン。
等々を注文。。

戦闘後の至福の一時を過ごします。

しばらくしてヴェルさんが外の風に当たってくると先に退場。
やっぱやられちゃってるなぁ・・

会計をすませ、俺はレジにあったタージのパンフを入手。

・・中をチェックすると
＊グリーン・カシミールカリー
　（たべないほうがよろしい！！！）

アクト5。～滑り込みセーフ～▲▼

外へ出るとうずくまるヴェル氏を発見。。回収。。

そのままいつも通り本屋・文苑堂へ直行。

体内の原子炉もなんのそので立ち読みタイムでございます。
読むのはコンピューターな本。俺だしね。

そろそろ時間かな～と駅に向かう。
するとなんか地元学生でごった返す戸出駅。。

いつぞやの23時帰りの時とは大違い。いつもは全然人気がないのに。

そんなわけで切符買うのにすげー手間取る。
順番並んだあげく、機械の調子も悪いっぽい。そんでメンバー9人と。

せまりくる電車の時刻！！

・・・・

・・・・

なんとか間に合った；；；

此処まで来れば後は順調に金沢まで帰還でございます。

この後カラオケだという話もあったんですが、肝心のヴェル氏がグリーンに体力を奪われ無かったことになりました。。

そんなわけで解散し、第七次タージ遠征終結でございます。

そのまま塾へ時間ぴったりにたどり着いた俺でした。。

エピローグ。▲

で、塾行って、授業もつまらんので先ほどのタージのパンフを見てました。

隣の友人が、なんかの匂いがすると言うんです。

パンフに染みついた素敵なスパイススメルでございました。。。

次の日一日パンフは素敵な匂いを発し続けましたとサ。

めでたしめでたし。
（完）