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タージレポート2
はじめに。
これはあるカレー屋にまつわる体験記です。従ってほぼノンフィクション。
性懲りもなくまた行ってきました。暇ならどうぞ。

index プロローグ アクト1/2/3/4/5 エピローグ
プロローグ。
変人揃いのうちの塾の先生達がわざわざ隣県まで食べに行くカレー屋。
「タージマハール」
黒・赤・緑の三色激辛カリーを擁する無敵のカレー屋。
世界大戦は第二次までです。しかしタージ遠征は第三次が起こりました。

前回二回は、メンバーの都合のため各三人でした。
しかし。今回は全員がそろい、超新人が加わり豪華さ2倍です。
そしてこのレポート自体のボリュームも約2倍です。
アクト1。〜始動〜

時は2001年10月16日。中間テスト終了日。天気:微妙。
テストが終わった打ち上げに前々から決めていた第三次タージ遠征決行。

改めて参加者を紹介しましょう。カッコ内は参加したタージ遠征のナンバーです。
ジョニー隊長(1,2)・俺、三井良(2)・S本君(2)・数学まにあミツル君(1)
優等生リュウちゃん(1)・期待の新人イッコーさん(初)。
この6名の物好きであります。

さて。とりあえず2:30に駅に集合ということになりました。
どうせ俺は家が駅方面なので一度帰るために駅によりました。
ついでと言って時刻表を見てみると、目指す富山行きの電車は2:31発。
こりゃあいかんから集合時刻を早めようと、同じく一度家に帰るミツル君と駅で時間を潰すというS本君で、
残り3名に連絡を入れることにし、俺は帰りました。

1:40前後、電話が鳴りました。俺「はい(名字)です。」
「あの、(ミツル君の名字)といいますけど(三井良)君いますか?」
俺「俺です。」 ミツル「あ、リュウちゃんに連絡したし、(じょにさん)とイッコーさんにたのむ」
俺「(じょにさん)は連絡入れたし。イッコさんもなんとかするわ。じゃ。」

そんなこんなで時間が経ち、俺はココや某所の掲示板に出発の旨を書き駅に向かいました。
2:20駅に到着。リュウちゃんの目立つ赤いリュックを発見し、合流します。そこにいたメンバーは
帰宅してない人たちなのでみんな学ラン。浮いてねえか??私服に着替えてた俺。
とりあえず鈍行用のキップ買いました。\820。


で。賢明なる読者の皆様はお気づきでしょう。
俺、そこには

帰宅してない学ランの人たち

と書きました。

俺だけ私服

と書きました。


もう一人帰宅した人がいたはずです。私服になりうる人がもう一人いるはずです

そう。俺といっしょに電車の時刻を確認して、他のメンバーに連絡入れて、
俺に電話かけてきた人。


何故現れないミツル君!!!




携帯に連絡入れると「今行く」と。発車時刻は刻一刻と迫ってきます。
来たらすぐ行けるように彼のキップも買いました。

早く来てくれミツル君!!!



アクト2。〜出発〜

・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
ついに2:31。前回も書きましたがJRのダイヤは正確です。
電光案内板の2:31発富山行の文字が点滅。電車の発車する音が轟き、行っちゃいました。

直後、見覚えのある少年が走ってきました。私服の少年が。

遅いよなんでだよミツル君!!!


一同「今行ったわ!!!!!」

えー。彼は布団の誘惑に負け、寝ちゃったそうです。
俺「グリーンいってもらおうか???」今思えばなんとも非道な発言ですが。

次の電車は3:33。1時間もあるや。
仕方ないので駅内の本屋に移動。時間つぶし。

ちょうどよかったので俺は化学の先生推薦の「暗記しないで化学入門」を探しました。
ブルーバックスのコーナーはありましたがそれだけはありません。聞けばクラスメイトがここで買っちゃったそうです。

しかたないので違う本に読みふけり時間を潰しました。

そして時間が過ぎ、そろそろ行きますかということになって本屋を離れようとしました。
すると、古本市のコーナーが有り、ちょっと覗いてみることにしました。
「こち亀」すら始まって無い時代のジャンプとかありましたね。

で、ある古本の本棚を覗いたとき、俺見覚えのある文字列を発見。

ティエラ

おいおい、俺の通う塾・脳壊の親玉会社の名前と同じぢゃねえかい。
その本を取りだしてみると、その本の名前は

ティエラの挑戦「地球人教育」の新構図。

マジかい!

ほんまにあの会社でした、と。
まあそんなもんはほっといてさっさと行こう、とその前に一つだけ。
古本市に並んでたってことは・・

前に誰か買ったんかいあれ!!!!

こんどこそ電車に乗り込みました。ご安心を。。


アクト3。〜戸出タウン〜

前回はトランプなどやってましたが、今回は持ってきませんでした。
イッコーさんはGBでテトリスやってました。イイですよね、あれ。俺もやらせてもらいましたけど。
ジョニさんは英語の本読んでました。さすがアルジャーノン英語版を買った男。
ミツル君は寝てました。今寝るなら出発前に寝るなよ、とか真剣に思いました。
リュウちゃんは俺のクラスメイト・仮名「狂乱のT」から借りてきた「賭博黙示録 カイジ」を。
俺とS本君は適当にしゃべったりしました。

そして前回と同じように、高岡駅で乗り換え、高岡戸出駅へ。
前回ほどではないものの、雨が降ってました。
そこからはさすがに前回と同じようにと言うわけにはいきません。
ものの10数分ですよ。なにを1時間も。くそ!!

さて、めでたくタージマハール高岡戸出店に到着した一行はある物を目にします。

本日は都合により
午後6時まで閉店させていただきます。




こんな張り紙を。
時刻は5時過ぎ

やられた。やられました。
やっぱり

タージ遠征はタダでは終わらない。

やっぱり1時間待てですか。結果的に前回と同じですか??

はい。ここである重要なことに気がつきました。
本当なら。順調にことが運んでいたら。雨の降りしきる異国の地2時間待つはずだったんです。

ありがとうミツル君!!!

前章までの暴言は取り消します。


まあとにかく、1時間つぶすそうということになり、イッコーさんはGBソフトの書き換えに
町のほっとステーション(真)へ。S本君もそれに続き、残された
俺を含むメンバーは、途中で見かけた100円ショップへ行こうということになりました。

ところがその隣に本屋発見。迷わず標的をそっちに変更。
本屋に来たので俺は早速「暗記しないで化学入門」を探します。


そこのブルーバックスのコーナーは、本棚4、5段使うほど数が揃ってました。


暗記しないで化学入門」発見!!
金沢で探し回っても無かったのに。しかも\980。
この本屋に来てよかった。

ありがとうタージ高岡戸出店店長!!(=ナイスガイ)

もし店に入ってたら本屋に来なかったでしょうから。

時は過ぎ、少なくとも俺だけは気をよくし、一行はタージへ向かいます。
気がついたら外真っ暗。


章末に一言。
人生万事塞翁が馬。


アクト4。〜戦闘〜


タージ高岡戸出店前に並ぶ、6人の野郎共。
6時きっかりに店長さん(=ナイスガイ)が現れてドアを開けました。
突入。
一同「また来ました〜〜」

一番奥の6人席に座ります。そして、前回座ったテーブルのフリーノートを回収。
前回の書き込みに対する某塾教師のレスを確認。
「チキンスティックタノメヨ」て。ココの掲示板にもそんなこと書いてましたね。とりあえずみんなで回して書き込みます。

そして注文。
歩いている時は注文するのことばかり話していたのですでに決定済み。

ジョニー・俺・イッコーさん:黒+タンドーリチキン
S本君・リュウちゃん:黒単品
ミツル君:
共同購入:チキンスティック
リュウちゃん以外:ラッシー

そう。経済上の事情もありますがラッシー無しで黒に挑む勇者に拍手!
そして前回ジョニー隊長をグロッキー状態に陥れた赤に挑む勇者に拍手!!
ミツル君「店長さん、ラッシー1つ早めにね」無理はない。

食べ終わるまで飲むことの許されない水を今のうちにがぶ飲みします。

ついにカレーの単品が到着。先発隊が戦闘を開始しました。
ミツル君「黒と違う〜〜〜」。なんたってだ。
リュウちゃんは黙々と。ラッシー無しですからあんまり話すと危険でしょう。
S本君。

しばらくすると第2波到着。タンドーリチキン&ブラックカリー。そしてチキンスティック。
俺は前回と同じく旨いタンドーリチキンに手をつけます。
カリー食べてる最中だとせっかくのチキン食べても痛いだけです。
ジョニー隊長とイッコーさんはかまわずにカリーを食べ始めました。
イッコーさん。初体験ですが「期待通り」だそうです。俺は彼に嘘は言ってませんでしたから。
「痛い痛い」と。
隊長。笑みを浮かべて「レッドに比べれば!」さすが強者余裕です。
でも顔が汗だくでした。
俺がカリーに行く前にもうひとつ。みんなでチキンスティック試食。
誰かさんがしつこく食え食えと言っていた代物です。
確かに美味い。そしてスパイスの効いた正常な辛さ。
1皿でしたが10数本入ってました。これはお得。

てなわけでそろそろ覚悟を決めてカリーです。俺の目の前ではS本君が泣いています。
・・・・・
やはりいつ食べても「熱→旨→→痛」です。
自然に吹き出る汗。涙。そしてラッシーを飲む以外どうしようもない痛み
これぞカシミールカリー
ラッシー無しでまだがんばってるのはリュウちゃん。
そんなブラックの倍の辛さといわれる赤と格闘しているのはミツル君。

えー。今回俺は、ラッシー飲むペース間違えました。
カリーがまだなくならないのにラッシーが尽きかけてきました
ヤバイですヤバすぎます
しかし幸いなことに「ご飯」は無料で1杯お代わりできます。白ご飯で押さえることにします。
てなわけで2杯目のご飯で完食&鎮火。
周りを見ると、イッコーさんは前回の俺のようにご飯1杯で完食。そしてサラダへ。
カリーの後のサラダは癒されます。イッコーさん嫌いなトマトに感謝してました。
S本君もなんとか終了。カリーの最中にチキンスティックを食べたのはちょっともったいないかな。
食べ終わったら食べ終わったで泣いてたことなんかどこ吹く風。けろっとしてました。
隊長はもちろん余裕のフィニッシュ。やっぱ強いわ。この人。
ラッシーなしのリュウちゃん。ご飯を2杯駆使して制覇。そして彼はサラダを食べたのですが
至福の表情を浮かべていました。忘れられません。
そしてミツル君。ご飯1杯でレッドカシミールカリーを完食。
隊長の上を行く人だこの人は。。

カリーを制覇した皆様はナンやデザートを注文します。
そのとなりで半分くらい残しておいたタンドーリを食べる俺。
旨いって。あれ。
で、デザートですが、イッコーさんとS本君がドリアンアイスを頼みました。
タージオフィシャルサイトで「くさ〜いけどおいしい」と書かれている。

ダメだよS本君。まづいとか言ったら
しかもそんなこと言っといて隊長が奪おうとするとなぜかいやがるし。
まぁドリアンの名誉のために。2:1でおいしいことに決定

そんな間も俺はひたすらチキン食べてましたが。

結局食べ終わったのは7:30ごろ。店の6人席を1時間半も占領していたわけですが。

俺を含めて約3名。お土産にブラックカシミールカリーなんかを買います。
袋をよく見ると「(有)タージーズ」。有限会社かい。

ノ○ラのヴァーチャル株取引で買えねぇぢゃん。



アクト5。〜帰還〜

前回の経験を生かし電車の高岡戸出の発車時刻は調べてあります。
8時3分。
11時帰りなんてまっぴらですから。

帰り道、俺とS本君はやっぱりハイテンション。
ブラックカシミールカリーの力か。

何事もなく駅へ到着。数分後に電車が来ました。
隊長が缶ジュースを買い損ねたことを付け加えておきましょう。

さて。電車のなか。
何事も無く・・とはかけません。前回を思い出してみてください。

レッドを食べたミツル君ダウン。


いすに倒れ込んでしまいました。高岡に着くまで微動だにせず。。
彼の気持ちは隊長だけが知りうるのでしょう。

高岡に到着。10数分で電車が来ました。今回は運がいい。今回は。

で、この章こればっか書きますが
やっぱりいすに倒れ込むミツル君。すごいグロッキー。
あの赤、胃とにくるらしいです。
翌日はかなりすごいらしいですね。腸にくるから。
お食事中の人、ごめんなさい。てか食事しながらPC使わないでください。。

とりあえず

名誉の戦死者に合掌。

金沢駅に着いても彼は気づかなかったのであった。
起こしましたよ。ええ。


9時20分。第三次タージ遠征終結。

エピローグ。

ミツル君。翌日の朝までやばかったらしいですね。

お土産カレーのその後ですが
隊長は家族に振る舞って親父さん以外に突き返され
イッコーさんは店で食べなきゃまづいと断言いたしました。

俺は、部活の先輩に頼まれてたんですけど
飲むヨーグルトわざわざ用意していただいて部活の時にみなさん試食。
俺に頼んだ先輩は、わりと平気そうでした。すごい。他の方々はやられてました。
俺は嘘は言ってません。痛いんですって。
買ってきた奴ですから余ったのを食べることになってしまいました。
その場にいたS本君。逃げるな!!
少量なら一気にいけることが判明。俺も成長したなぁ(謎)

んで、お土産用カレー。袋には「大盛り1人分」と書かれてましたけど。
特にブラックは

隊長や俺の例を見ればわかるように

1袋で4、5人逝けます。

(完)