僕が数学を恐れてるのは 脳が そのままとけて逝きそうだから ほんの小さなヒントでもいいさ 僕は公式を取り戻す 今日の授業を復習しようと 僕のノートを広げてみても 記号と数字が行き交うだけで それは暗号の文に似ていた あぁ 幻想に逃避して 時に傷つくのを あなたは無駄だと笑いますか? もとより数学こそが夢幻だとしたら 空掛ける 二次を移項 僕がおかやんを好まないのは謎のやり方で解求めるから やりいい計算重ねた上にのって やっと 届く別解がいい 独りで生きてるおかやんは数学出きるのは確かだけれど 生徒の瞳の中写る頭 何処かhageを抱いてはないかな あぁ おかやんが傾いて いたずらに ため息 小さな間違い拭き消そうと 僕は駆けだしていた 惜しみなく輝く おかやんの頭のもとへ