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初心者の向山式跳び箱指導(のてんまつ)


TOSS大和/福原正教


初心者の跳び箱指導のてんまつです。初心者ならではの失敗をしていると思いますので、ご参考にしてもらえたらと思います。




1 はじめに
 ・対象学年  3年生16人
 ・跳び箱の能力
  16人中9人が跳べず


2 跳び箱の授業について
  跳び箱の授業は昨年(3年生8人)も行っている。
               ↓
  向山先生の跳び箱指導A式・B式を行い、8人全員6段まで跳べた。

  昨年1時間の中で跳ばせられた自信(過信)に支えられ、今年は参観日でいきなり実施。


3 授業参観の前に
  授業参観の前日に、次のような技能を確かめた。

 ・跳び箱に座ることができるか。
 ・最低限のリズムがとれているか。

跳び箱に座る  最初、跳び箱の前でこわくて座ってしまう子もいたが、「跳ばなくてもいいからがんばって跳び箱の上に座りなさい」という指示で、どの子も手をついて跳び箱に座れるようになった。
リズムをとる  けんけんぱの練習をする。
 2年生の生活科の中で練習していたこともあり、10分ほどで
リズムよく跳べるようになった。


4 授業参観当日

 @ 長い跳び箱(4段)
 A 短い跳び箱(4段)
 B 短い跳び箱(4段)

 ・跳び箱が跳べない子は、Bに集めて練習。
 ・Bで跳べるようになった子は、Aにうつって練習。
 ・Aでも楽に跳べるようになった子は@にて練習。

  授業の流れ

指示  どの跳び箱でもいいから、今から5分間跳びましょう。
     跳べなくてもいいから、必ず跳び箱に座るようにしましょう。


・跳び箱に座る練習、踏み板までのリズムの練習をする。
・5分後、Aの跳び箱の前に集合。

指示  跳び箱を跳んだ後、ぴたっと気をつけをしてみましょう。


・4段が跳べる子への指示である。
・跳べる子へ次の目標を示す。

・続いて、跳べない子をBの跳び箱の前に集める。

指示  跳び箱の上に座って、手をついて跳び箱からとびおりなさい。


・A式の練習である。
・教師の見本を見せた後、この練習を3回ずつさせる。

指示  跳び箱に座る感じで一人ずつ跳んできなさい。


・跳び箱から5mほど離れたところから跳ばせる。

・5分ほどすると、9人中2人が跳べるようになった。
・しかし、残り7人は、この時間の中で跳ばせることができなかった。

5 授業の反省と跳ばせられなかった原因


 ・3年生で跳び箱が跳べなかった子には、まず3段の跳び箱で指導するべきであった。
 ・それまでの準備不足
  かえる倒立、逆立ち、手押し車など、手で体を支える経験を積ませる。
 ・A式の練習の軽視
  きちんと手で体を支える練習をさせなかった。質量ともにかなり不足。
 ・B式の練習でのミス
  手を出すタイミングが遅い。
  足がふらふらして、こどもを支え切れていない。
  左肩があがりすぎ、自らバランスを崩している。


 この後、跳べなかった子を昼休み体育館に呼び、A式の練習から改めて指導した。すると、3日もたたずに、全員が4段まで跳べるようになった。
 形だけまねても仕方のないことがよく分かった。

 


参考文献  ・感動のドラマ「跳び箱は誰でも跳ばせられる」    (明治図書)
        ・小学校の「苦手な体育」を1週間で攻略する本   (PHP研究所)


                   その後の実践(学級通信から)


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