山の神尾根(白馬乗鞍岳〜白馬乗鞍スキー場) 1997年3月20日
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【1997年3月20日】
【天気 】 晴れ時々霧
【メンバー】 山川 横山(ぶなの森同人)

栂池高原スキー場P(9:10)−−−−栂の森駅(10:00)−−−

栂池ヒュッテ前(10:40-11:00 )−−−天狗原(12:05-12:50)−

−−白馬乗鞍岳−−−天狗原(13:40)−−−山の神(14:30)−

−−白馬乗鞍スキー場(16:10)
 

 白馬村の横山氏にきくと、今年は雪が非常に安定しているようであり、
山の中にデブリがほとんど見えないそうである。小蓮華岳南面の金山沢を
計画していたが、休みがとれなく、日帰りで山の神尾根を滑ることにした。
白馬乗鞍周辺の山スキールートは数多いが、山の神尾根はどちらかという
と不人気ルート(?)で、私としてはぜひ1度トレースしたいと思ってい
た。

 白馬の横山さんの家で横山さんと合流。下山口の白馬乗鞍スキー場に相
棒の車を1台置き、私の車で栂池に戻る。
 ゴンドラリフトで栂の森へ。栂の森から、天狗原への林道が圧雪してあ
って驚かされるが、実はもう、天狗原へのヘリスキーが始まっていたのだ
った。何人かのスキーヤーが既にヘリであがっているらしく、滑ってくる。
実は何年か前、白馬乗鞍の大斜面を滑ってヘリスキーのパトロールとトラ
ブルを起こしたことがあり、あまりいい気分はしない。

 ときおり霧がまくが蒸し暑い中を汗だくになりながら天狗原に到着。昼
食をとったあとで白馬乗鞍の大斜面を滑るべく登る。クラストしている部
分が多く、スキーアイゼンが有効である。心配していたほど、ヘリスキー
ヤーはあがっていなく、山スキーの世界になっている。

 2人のテレマーカーが滑ってくる。テレマークは私の憧れであるが、や
ってみると案外難しく、結局モノになっていない。
 白馬乗鞍の山頂から小蓮華方面を見ると、1本の美しいシュプールが南
面にくだっていた。金山沢を滑ったのかもしれない、羨ましい。私達は、
白馬乗鞍の大斜面にシュプールを残す。
 天狗原に戻り、山の神尾根に入る。マイナーなコースだと思っていたが
案外標識等が多くついていて、驚く。上部は、風吹大池へのコースの雰囲
気に似ている。
 1990Mの辺りは傾斜がなく、結構歩かされる。次第に雪の表面が凍
ってきてしまい、ターンできなくなってくる。ぶなの林を抜け、斜面が急
になってくると突然、前方に広大な谷が広がるところにでる。これは、か
つて稗田山が大崩落し、小谷村の一村が飲み込まれてしまったところだ。
小谷村の災害は一昨年の水害が記憶に新しいが、昔から災害が多かったの
だ。崩壊した崖は、まるでグランドキャニオンのようだ。痩せた尾根を通
過すると、右手の黒川沢にはいる。快適な広い沢を期待していたのだが、
狭く薄暗く、雪崩の怖そうな谷であった。
 重くなった雪に手を焼きながら谷を下ると堰堤があり、ほどなく白馬乗
鞍のゲレンデにでる。駐車場のすぐわきまで滑り込む。

 初めてこのコースを滑降したが、蓮華温泉、風吹大池のコースと比較す
ると後半やや暗く、玄人好みかもしれない。が、白馬乗鞍からの標高差は
1500mにもなり、かなりなものである。また、夏は暑そうだなあと思
っていたのだが、ガイドブックによると、湿原の点在する静かな登山道だ
そうだ。機会があれば訪れてみたい。