シーズンオフ2019 2019/12/12更新
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山は雪のあるときがいちばんです。もちろんスキーができるからです。でもスキーがなくてもそれはそれで楽しいです。
お金がかからず、時間がかからず、それでいてそこそこ充実感があって、シンプルな行動を善しとします。
できれば、その日思い立ったらデイパックをつかんで家を出るようなすっきりとした山行がいい。



朝は青空も広がっていたんだが・・・・・


途中から気温が上がり南風、霧雨になる。雪じゃないのかよ〜

八ヶ岳阿弥陀岳広河原沢中央稜ソロ

2019年11月23日(土) 
 山川ソロ

半年間眠っていた冬装備のチェックのため八ヶ岳へ 中央稜は易しめのバリエーション
普通のコンディションならロープの出番はないだろう。

南稜に連れて行ってほしい、という友人がいるので、中央稜が下降路として使えないか、と見に行きました。確かに最短の下降路ではありますが、急降下が続くので条件次第かなあ・・・
御小屋尾根の方がのんびり降りられていいなあ〜と思いました

最近は、「阿弥陀岳中央稜」なんて呼んでる文献もあるが、このリッジは決して阿弥陀岳の中央にはない。南面の広河原沢の左俣と右俣を分ける、「広河原沢中央稜」なのだ。地名を大事にすることは過去の開拓者に敬意を払うこと。

ウルセーなあ!そんなのはどうでもいいこと、と思う人は、私とは登らない方がよい




ああ今 栂海新道に来ているんだなあ と思える標識


長栂山前後の天国のような草原 このまま終わると思うなよ〜

栂海新道

日本海への長い道  2019年8月2日〜4日 
 山川& 吉村友加 


春先にガイド仲間の吉村さんから、「栂海新道を歩きたい、同行してもらえないか?」と打診をいただいた。
栂海新道自体は10代の終わりころ、開通して日も浅いころ歩いたことがある。開拓間もない新道は、まだまだあれており、易しくなかった。人気ルートとなった今、どうなっているのだろう。と興味がわいたので二つ返事で了解
人の「夢の山行」に同行するのは大好きである。そこには感動のストーリーが待っているからだ。

【1日目】
北又小屋までタクシーで入り、恵振尾根を登って朝日小屋へ
恵振尾根は標高差1500mを上がらなければいけなく、楽ではない。
汗だくでたどり着いた朝日小屋には冷たいビールと美味しいお食事がまっていた。


【2日目】
栂海新道のハイライト
長栂山から黒岩山あたりまでは、天国のような草原、湿原である。
後半は険しくなってきて犬が岳付近ではけっこうしごかれる。
前日の快適な朝日小屋とは真逆の質素な「栂海山荘」
トイレも自然のままの斜面、水もない、床も埃っぽい板のまま・・
スペースに余裕があるわけではないので、みな譲り合って使う。「まだ団体さん着いてないよね。そっち空けておこうか?」この険しい山中にこの小屋が存在するだけで感謝の気持ちが湧いてくる。この辺になると前後して歩いている人たちが皆 仲間のように思えてくる。


【3日目】
暗いうちに栂海山荘を出発
涼しいうちに距離を稼いでおくことが成否を握るといわれる。
もっとも暑くもっともきつい3日目
いつもは余裕の吉村さんだが、今日はマジになっていた。
人が本気になって取り組んでいる姿は美しい。
ガンバレヨシムラ!といいたいところだが、自分自身もけっこう疲れた。
汗だらけ泥だらけの苦闘10時間で日本海へ
登山口でがっちり握手 ハグでもいいくらいの感動だがセクハラになりかねないのでやめておいた。

お疲れ様 よかったね!


吹雪の中、5時間行動でロッジ到着 お疲れ様 温泉であったまってください。


昨日とは打って変わって晴れた BCスキーヤーが次々とスタートしていく。



季節外れの新雪


五輪山から栂海新道方面の山
蓮華温泉スノーシュー

BCスキーのメッカにスノーシューで分け入る  

2019年4月27日(土)〜4月28日(日)
 
 山川&Uさん 

蓮華温泉は言わずと知れた山スキーの人気スポットだ。
ここをベースに雪倉岳、朝日岳などを滑るのは究極の贅沢といっていい。

そんな蓮華温泉にスノーシューで行ってみたいというお客様現れ。

えーって思ったが、調べてみると、タイム的にも十分可能であり、結構面白いかも、と思えた。
ネット上でも少数ではあるがスノーシューでいくツアーも行われている模様。行くしかない。
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1日目
平日に行きたかったが、都合で土日、しかもGWの初日になってしまった。大混雑を覚悟していたんだが、27日は冬型であれる、という天気予報のため栂池のロープウェイを降りたら私たち以外には1人が入山しただけだった。

ラッキー、しかし吹雪である。
この荒れた天候の中、天狗原を越えて、お客様を蓮華温泉に無事案内しなくてはならない。
GPSをチェックし、ツェルトもすぐ出せるようにスタンバイし、いざ入山。予想通り天狗原は視界のない地吹雪。途中でツェルトを被って休憩し、雪の降りしきる蓮華温泉ロッジに14時過ぎに到着。
同行者さんよく頑張ってくれました。ご褒美に蓮華温泉はすいていた。貸し切りだったという内湯に入ってゆっくりしてもらう。
明日は回復するといううれしい予報

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2日目
夜中から星がでて朝は快晴
昨日頑張った甲斐があった。

秘湯マニアの同行者さん、なんと朝露天風呂へいく。(女性専用 薬師の湯、混浴ではありませんよ。念のため)

季節外れのパウダー新雪
雪倉、朝日岳もばっちり見え最高のシチュエーションになった。
天狗原を越え、栂池に戻る。

スキーでいくのが当たり前みたいな蓮華温泉だが、スノーシューのフィールドとしても十分楽しめる。