無雪期の頸城のおもしろスポットB
火打山黒沢
 2007年9月22日(日)
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メンバー  山川(単独)
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笹ヶ峰駐車場(7:15-7:40)---入渓点:登山道が黒沢を渡る橋(8:20-8:30)---終了点(黒沢池の橋)(10:55-11:10)---
富士見平経由笹ヶ峰(13:15) 

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残雪期にスキーで高谷池に入るルートはいくつかあるが、笹ヶ峰まで車が入れる時期なら、「黒沢」を詰め、途中から富士見平に這い上がるのがもっとも早く、容易なようだ。
と、いうわけで残雪期のスキールート黒沢を無雪期に遡行してみた。と、いうか実は過去2回遡行しており、大体ようすはわかっている。1980年ころ遡行したときは滝が1つあるだけで、さして面白くない沢だったが、2004年に再遡行したところ、滝らしい段が2〜3個増えていて、前よりちょっと面白くなっていた。
平成7年の大災害の大雨の際、土石流がでているので渓相が変わってしまったようである。(私の力が低下したのかも・・・)

世間は3連休の人も多い。笹が峰の駐車場は100台以上の車で半分以上ふさがっている。昨今の火打人気は凄い。火打に向かう登山道を約40分で黒沢の橋。
ここで足回りの支度をする。

じゃぶじゃぶと膝下くらいの渡渉を繰り返しながら、大きな岩をとび渡っていく。
熊に出くわすといやなので時おり叫び声をあげながらいく。


約30分ほどで最初の滝。(写真)

高さは10m近くあるものの、傾斜は緩く、単なる急な段に見えないこともない。
遡行図で滝記号をつけるか、はその人次第。右岸(左手)を簡単に登れる。

すぐ上に15メートル程度の滝が現れる。これは以前から黒沢唯一の滝とされていたもので、残雪期にも最初に沢が割れて姿を現す。これは左岸の水際を簡単に登れる。


さらに15分ほど登ると3個目の赤茶けた滝。約7m
小ぶりだが直登は岩がもろいので注意。

巻くなら右岸(左手)に踏み跡があるがガラガラしていていやらしい。直登をお勧めしします。

この上にも15mくらいの滝が1個。私的には、黒沢の滝は4つ・・・かな。

先に人が見えたので珍しいなと思ったら岩魚釣りだった。格好のポイントだったようで「悪いけどちょっとだけ待ってくれる?」と頼まれたのでしゃあないなと思い、10分ほど休憩する。黒沢の上部に岩魚がいるとは思わなかった。
釣果を見せてもらう。結構大きい。途中に滝もあるのにどうやって上がってくるのだろう。この先はあまりいない、とのことなので先にいかせてもらう。

でも気をつけてみていたら、再上部の水溜りのようなところに15cmくらいの岩魚が泳いでいた。
どうやって上がるのだろう。そして冬の間はどうしているのか。凄い魚だ。

1770mあたりに1個目の二俣。
三田原山方面、右手から水量の少ない沢が合流する。

合流点を過ぎると両側に樹木が覆いかぶさり、岩も苔むしている。こんな水たまりにも岩魚が泳いでいた。少し登って1850m付近に2個目の明るい二俣。左又に入ると、源頭の雰囲気が強くなってくる。

大きな岩がごろごろする急斜面をぐんぐん登る。傾斜が落ちると、源頭が近い。水がちょろちょろ流れている。
私の遡行足廻り。
地下タビにフェルトワラジ。最近では渓流シューズ派が増え、タビ派は珍しくなった。私は10年くらい前までは本物のワラジを使っていた。

渓流靴も使ってみたいが、そんなに頻繁に沢行くわけではないし、アプローチ時嵩張りそうなので、これでやっている。
これで一般登山道をあるくとちょっと目だって優越感。(バカ)
傾斜が落ちると、源頭が近い。突然登山道の木橋が横切っている。そこから上は湿原なので踏み込まない方がよいと思い、そこで終了。きょうは4時までに帰宅したかったのでここから富士見平経由で笹ヶ峰に下山。約2時間。時間があれば黒沢池ヒュッテ、茶臼山、高谷池ヒュッテを周遊して帰るのもよいかと・・・

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