爺ヶ岳東面 大冷沢西沢      2023年5月3日(水)
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爺ヶ岳東面、西俣の奥壁下に広がる広大な沢 長野市街からも識別できる。
白馬大雪渓、針ノ木雪渓のように人気ルートではないし、ピークから滑る、といったステータスはないものの、スキー向きの
斜度の広い沢が広がっている。前回来たのは1997年、26年前か〜 
あのころと山は変わっていない、と言いたいところだが、残雪の量は少なくなってしまった。
以前は6月上旬でも北俣の沢にスノーブリッジがあってすんなり渡れたのだが、今日は渡渉になってしまった。
濡れたブーツで滑るのは快適ではない。濡らさずに渡れると読んだが甘かった。さらに出合からしばらくは雪渓が穴だらけ。
自宅から一時間ほどで登山口に行け、立山のようにお金がかからないのは嬉しい。賞味期限切れのせいか、GWでも西沢は貸し切りだった。


          出典:国土地理院25000分の1地形図「神城」
メンバー  やまかわ 
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大谷原(7:41)---西俣出合(8:41-9:30[渡渉可能地点を探してうろうろ]------西俣奥壁直下・標高2100m(12:05-12:22)-------

----西俣出合(12:57-13:17)----大谷原(14:03)

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GWだが扇沢や白馬猿倉のような大混雑はここにはない。大谷原に停まっている車は10台ほど

ここでスキーを担ぐ体制になり、林道を約1時間歩く。




林道をいくら歩いても一向に雪が出てこない。今日はスキーができるのか?

西俣出合につくと西沢の末端が細々とした雪渓になって落ちてきている。
向こう岸に渡れるスノーブリッジはない。

渡渉地点を探してうろうろ
上流、赤岩尾根の取り付きの堰堤トンネルまで上がってみたが沢伝いに下るのも難しそう。
最初の地点に戻り、結局スキー靴のまま渡渉する。浅いので靴を濡らさずに渡れると思ったが、少し浸水した。



なんとか渡渉したが、その先の雪渓は今にもなくなりそうな情けない雪渓である。なんとかスキーで上がれそうなところを探してシール登行で登っていく。


約1時間、ズタズタの雪渓を上るとようやく上部の快適そうな斜面にでた。

どこから滑ろうか?とりあえず西俣奥壁の真下まで行ってみよう。


西沢最上部

右は赤岩尾根の上部
左の岩場は西俣奥壁の左稜末端付近





西俣奥壁の直下で滑り支度 
遠くに火打、焼山が見え、ゆっくり休みたかったが落下物多く、長居したくない雰囲気

まずはスキーの滑降準備をし、食事は後回し。

滑り出しの上部斜面は広く、雪はザラメで快適。



35分ほど滑降して西俣出合
流れでスキーを洗いきれいにする。

朝より水量が増えた北俣谷を再度渡渉

林道歩き40分で大谷原へ

暑くて日干しになりそう・・・



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