関田山脈 宇津ノ俣カール周回      2023年2月28日(火)
 トップページへ


信越トレイルのある関田山脈の花立山〜宇津ノ俣峠間は、この山域でも最も大きな雪庇が発達するところだ。
南東側にカール状の地形が広がるので通称「宇津ノ俣カール」なんて呼ばれるが、氷食地形ではないので
もちろん本物のカールではない。

カール内はスキー向けの傾斜の藪のない斜面が広がっているが、残念ながらスケールは小さく標高差150m
ほどで底まで到達してしまう。
しかし、鍋倉山がスキーヤーでごった返している日でもここに来れば自分たちだけの斜面が貸し切りで楽しめる。
「静かでよいところ」


          出典:国土地理院25000分の1地形図「野沢温泉」
メンバー  やまかわ 
*===================================================================================================================*

飯山市 なべくら高原森の家(9:06)---宇津ノ俣峠(10:52-11:06)------花立山東のピーク(巨木の谷北側の尾根)-----

-----なべくら高原森の家(12:27)

*===================================================================================================================*


「なべくら高原森の家」に車を停めさせていただき、上部雪原を約2時間登ると県境の稜線へ

夏道はこの沢の下部をトラバースしているが、今年は尾根にぬける部分に雪庇が張り出し、登れない。右岸(登りでは左手)の尾根を登り、稜線に出てから20mほど峠に向けて下降するのが安全。

稜線から宇津ノ俣峠、幻の池方面を望む。大きな雪庇が張り出し、通過には慎重な行動が必要。

稜線上は新潟県側は西風があたるのでクラスト ここまでアウター無しで登ってきたが寒いので完全装備に


カール状の地形を反時計回りに周回し、対岸の尾根を滑るつもりであったがこの雪庇!

気温の高い今日、この上を行くのは無謀に思われたので左下のカール状を雪庇から離れて対岸を目指す。

対岸の尾根(先輩ガイドのBさんは『ぶな尾根』と呼んでいる:森の家から尾根上に大きなぶな枯れ木が確認できるから)
をすべり、途中からカールに滑り込む。

すべり的には、ここだけ楽しめる。アッという間にカール底

スケールは小さい。

往路に合流し、雪原を直滑降で森の家へ


 トップページへ