頸城 妙高山 本峰南面(大正池シュート敗退)    2017年5月2日(火)
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国土地理院 25000分の1地形図 妙高山より
妙高山の本峰は、広大な斜面はなく、せせこましいルンゼやシュートのみ
北側や東側は、エクストリーム的な超急斜面のみ
「一般的でない」=「あまり滑る人いない」と聞くと、じゃあ俺が滑ってやる、という変態マニアはどこにでもいるものだ。(ここにも一人・・・)
不人気な斜面は、私の心をくすぐる

2015年に南面のシュートを滑り、この次は大正池上のシュートを滑りたいと思っていた。
写真を見ると、山頂までは雪がつながっていない。が両側を岩に囲まれたアルペン的な風貌
行ってみた


メンバー  やまかわ 
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笹ヶ峰駐車場(5:45-6:05)---黒沢(7:10)---黒沢池---大倉乗越(9:10-9:20)---長助池(9:28)---

---大正池(10:20-10:30)---シュート中間部で行き詰まり(10:55)---大正池(11:20)---長助池---

大倉乗越(12:55)---黒沢池ヒュッテ(13:13)---茶臼山と黒沢岳の鞍部(14:05)---黒沢---

笹ヶ峰駐車場(15:00)
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オレンジ色が2015年滑降のライン
ブルーが今回狙ったライン・・ だが、間違って赤をつめちゃったようだ



朝の笹ヶ峰登山口 残雪は例年並みか、少し多いくらい
登山届のポストがいっぱいで、ぎゅうぎゅう詰め これではほったらかしの
雰囲気がぷんぷんしている・・・
提出を促すには、きちんと回収し、「見てくれている」感を出すことが大事です


残雪期限定ルート 黒沢
今年はまだ充分通過可能です
途中の滝場は急なので雪が堅いと苦労する
スキーアイゼンが有効


黒沢池ヒュッテ
今日の眺望は素晴らしい 向こうに佐渡


大倉乗越からの妙高山 本峰


途中からそれらしいシュートに入ったが、中間で雪が切れる
両側を岩壁で囲まれ、傾斜は50度位 雪もカチカチで、スキーを履く場所もない
行き詰ってしまい、バックステップでアイゼンの前づめを蹴りこみながら50mほど下降

安全圏まで下降し、スキーを履き、そこから大正池まで滑降
写真は、大正池から妙高山の本峰
少し南に回り込むと、もう一本それらしいシュートが見えてきたが、確信は持てなく、
狭いルンゼに少し嫌気がさしてきたので、広大な斜面が滑りたくなった
黒沢岳に行こう!

結局取付いたシュートは上まで詰められず
途中から滑ることになった やや不完全燃焼
ちょっと悔しいの図

長助池の上は外輪山から、全層なだれや雪庇崩壊の落下物が堆積している
降雨時や高温時は近づかない方が身のため


大倉乗越の妙高側は残雪期にはよく滑落事故が起こる 確かに結構急
大倉乗越から三田原山はの稜線は巨大な雪庇がずらずら!

大倉乗越から火打妙高とちがって真っ白
やっぱ火打に行った方がいい日になったかなあ、とちょっと思った

黒沢岳東斜面 
妙高山では滑りか今一つだったので、ここ滑って帰ろう!スケールこそ小さいが
素晴らしい斜面である 

午後の日差しに輝く金山
ここも死ぬまでにいかなくちゃいけない場所の一つ


黒沢岳の東斜面 まあ今日は、これを滑れたので満足


黒沢池からは黒沢をほぼノンストップで笹ヶ峰へ
所要30分

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