谷川岳 芝倉沢 沢滑降のクラシック   2017年3月13日(月)
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昭和30年代〜40年代には、滑れば一目置かれるようなルートだったという。
用具の進歩とともに、現在ではマチガ沢、一の倉沢まで滑られるようになり、芝倉沢は一般的な滑降ルートになった。そんな「見栄、競争」から解放された今こそ、このルートが本当に面白いルートであるか、真価が問われる。

天神尾根の辛抱の登り
谷川岳〜一の倉岳間のアルパインムード一杯の歩き
芝倉沢へドロップインの瞬間の緊張感
滑り終わった後の河原のまったり感
山スキーで感じられる要素がそろった良いルートだった!

メンバー  やまかわ 
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谷川岳ロープウェイ駐車場(7:30-8:30)++++天神平駅(8:55-9:00)---谷川岳オキの耳(11:35)

---一の倉岳(12:30-13:00)---巡視小屋(13:25-13:40)---土合橋(14:20)---

---ロープウェイ駐車場(14:35)

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      霧の中から突然現れた谷川岳〜一の倉岳間の稜線 
          右側一の倉沢に張りだす雪庇は悪魔的


天神平は濃い霧 先週から天気を監視して、良さそうな日を選んできたのに
これはいったいどういうこと?? 
昼ごろ一時晴れるという予報なので、それを信じて登り始める
熊穴沢避難小屋は、この時期使用不能なはずだが、だれか根性のある人が
入口を掘り起こしてあり、入れそう


天神尾根上も濃い霧
これではとても思い切って滑れない
帰ろうかな〜 と弱気になってくる
テンション下がりまくり


肩の小屋までは、スキーで上がれると思ったんだが、トレースは凍ってカチカチ
スキーアイゼンでも後ろにずってしまう。
覚悟を決めてアイゼンを履く。スキーを担ぐと重いこと重いこと
オキの耳を過ぎたあたりから、時折陽がさすようになってくる

陽がさす間隔が短くなり、一の倉岳では下が見えるようになった!
帰らなくてよかった
無木立の白一色の大斜面である。
前後して上がっていたボーダー軍団もここまで来ており、準備中


慎重に雪をチェックし、13時ドロップイン
天神尾根は「ガサガサもなか」だったのに、ここは北面で、パウダーになっている
来てよかった

最初は開けた急斜面
次第にジョウゴ状に狭くなってくる



こんなところを降りていきます
谷川らしいロケーションにアドレナリン出まくり

対岸の山も見えるようになってくる
S字はデブリで覆われることが多いようだが、まだきれいだった


約30分弱で湯檜曽川に降り立つ
前後して降りていたボーダーも到着
滑降の緊張感から解放されたこのまったり感がいい


あとは土合橋まで、平坦な河原をゆるゆると滑って(歩いて)いく。
スノーボードにはちょっときつそうだ
ここは一の倉沢の出合 衝立岩が黒々

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