関田 鍋倉山大応寺(だいおうじ)ルート  2016年2月22日(月)
 トップページへ



国土地理院25000分の1地形図 野沢温泉より

鍋倉山の通常ルートに飽きた人向けのバリエーション

温井の大応寺の横に滑降する。この寺は、長く荒れていたものを、地元の有志と、なべくら高原森の家の
「ぶな寺再生プロジェクト」によって地域のコミュニティの場として再生した村の交流場所である。


鍋倉山頂から標高1000m位までの上部は別世界のような快適パウダー滑降
標高650m位から下の細い尾根は雪が少ないため苦労した。
顔を出した灌木にスキーが引っ掛かってしまい、まともには滑れない。まともではない事が好きな人にとっては、何とかして通過する方法を考える、変態痛快スキーになる。
例年の積雪であればもっと快適なのかも・・・

ゴールの大応寺に到着したときは感謝の念で思わず合掌したくなる・・・

それは冗談で、上部の快適さは下半分の不快さを補ってあまりある。
地形は複雑 総じて玄人向けルートである。

このあたりのオーソリティー、長野市のビヤさんのサイトに周辺のバリエーションルートが満載である。ビヤさんは信越トレイルの先輩ガイドでもあり、私の小学校、中学校、高専の先輩でもある!スノーシュー、テレマーク、スノーボードを駆使して里山を闊歩している。
http://www.janis.or.jp/users/tks/sekita12.htm


メンバー やまかわ & うっちー 
*===============================================================================*
温井(8:50)---巨木の谷南尾根---鍋倉山(11:50-12:25)---大応寺(14:15)---温井(14:35)

*===============================================================================*



今日は巨木の谷南の尾根を上がることにする。
曇り時々雪、夕方から下り坂という、あまり芳しくない天気予報である。

半ばあきらめムードで登り始めたが、途中から青空が広がってくる。この美しさはどうだ

山は来てみないとわからない
ぶなには霧氷がつき、ため息のでるような光景





上部は霧氷の中を上がる素晴らしいシチュエーションである。
こんな光景が身近なところにある幸運に感謝しなくては・・・

山頂では霧がまいてしまったが、穏やかで快適な山頂





やや湿り気が多いもののスルっとした軟らかいパウダーである。
ターンもしやすく、シュプールもきれいにつく。


こんな素晴らしいルートが下まで続くのであろうか!!
(甘いな〜)
調子に乗り過ぎ、950m位でコースミス やや左に角度のある尾根に入ってしまった
すぐ気が付いたので、沢をトラバースして正規ルートに戻る。





快適だったルートは、標高650m位から豹変する。

尾根が細くなってくると、尾根の上にスキーの長さより狭い間隔で灌木が顔を出す。
少雪のため、ヤブの上に乗っかった、だんごのような雪が滑りを邪魔する。
思い切ってスキーを脱いでしまうと、これまた、腿のあたりまでぼそっと沈み込み身動きがとれない。しかたないのでスキーを履いたままブッシュを掴んで一歩一歩下降(滑降とは言い難い)。
ここの通過には少々根性がいる
無理やり滑ろうとして木にスキーを引っ掛けると危ない。

まあそれもそんなに長く続かず、20分も我慢して地道に歩いていれば広い尾根に抜け出る。
そこからはお墓の横を無礼のないようそっと通過し、水路の露出した水田を遠慮がちに通過し、沢にかかる橋を渡って千丈山大応寺へ
寺の背後からスキーで参拝するという無礼をご容赦ください

無事下山できたことに、思わず合掌

スキーを寺の入口にデポし、車を停めてある温井の除雪最終地点へ

 トップページへ