志賀高原 笠ケ岳  (スキーと登山のコンビネーション)2015年12月18日(金)
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国土地理院25000分の1地形図 上野草津より

熊の湯から山田牧場に抜ける笠越コースは、1960年代、1970年代に賑わったクラシカルスキーツアーコースだ。今年は今のところ雪が少なく、山の中はまだまだヤブが埋まらず滑れないところが多い。

今回のツアーは笠越えではなく、アプローチの林道をスキーでスピーディーに歩き、峠からは登山装備で山頂をアタックする、というスタイルのシミュレーションだ。かつては「山スキー」っていうとほとんどがそんなスタイルだった。
足はスキーブーツでなく、登山靴 ビンディングはジルブレッタ404
板も当然ファットやカービングではなく、まっすぐな細い板。
最近のBCスキーヤーは見たこともない道具だろう。

でも、アプローチをスキーでこなして登山、というスタイルが応用できそうな場所はいくつか思い浮かぶ。
海谷なんかはそのようにして登られていたし、冬の一の倉沢のアプローチにスキーを使った人もいる。
笠ケ岳はそんな大げさなものでなく、もっと小ぶりでささやかな半日が過ごせる。

今年はまだアイゼンを履いていない。年末の山の足慣らしもかねて途中の鎖場で練習できれば良いな・・・
そう思って行ってみた。(鎖はなく階段になってたけど)


メンバー やまかわ 
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笠越林道除雪最終地点ゲート(11:20-11:40)---峠の茶屋(13:00-13:15)---笠ケ岳(13:50-14:00)---

---峠の茶屋(14:15-14:35)---笠越林道ゲート(15:00)
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峠の茶屋 もちろんこの時期は閉鎖されている。ここまでラッセルなしで1時間20分
スキーを脱ぎ、登山者姿に変身 積雪は約30cm 
ツボ足でも充分登れるコンディションではあったが、
年末の山のトレーニングも兼ねてあえてアイゼン装着 補助ロープも持つ。


約30分で山頂へ すねくらいまでの軽いラッセル
以前は途中で短い鎖場があったが階段工作されてしまっており少々拍子抜け
山頂付近は岩の上に不安定な雪が乗っかっておりいやらしい


あまり良い天気ではなかったが霧氷もきれいで、冬の山の雰囲気が味わえた
途中の岩場で簡易ハーネスを使った懸垂下降も練習してみる

湖面のように見えるが、これは車道 ここを降りていくと山田牧場 
今日は往路を戻るが、ヤマボクへ抜けるクラシックコースも行ってみたくなった。
帰り道は結構滑れる 30分弱

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