一ノ瀬〜奥志賀ゴンドラ  (ステップカットソールのテレマークによる林道ツーリング)  2015年11月29日(日)
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メンバー 山川(単独)
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志賀一ノ瀬寮前(9:30)---冬期閉鎖ゲート(9:45)---アライタ沢---中沢(10:40)---

---奥志賀ゴンドラ駅(11:08-11:39)==(バス)===一ノ瀬寮(11:55)
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国土地理院 25000分の1地形図 「岩菅山」「切明」より

長期予報では「暖冬」と言っている。しかし、長期予報はあたらないことが少なくない。いまのところは、高い山の積雪は例年より遅れている。その様子をみて暖冬だといっているような気がする。
後出しジャンケンはずるいよ。

白馬の周辺はここ数日でだいぶ積もったようだが、志賀では10cmくらいである。まだ、山の中はヤブも埋まらず滑れない。

こんな時期は、「林道クロカン」によい季節である。
真冬のようにラッセルに苦しめられることも少ない。

一ノ瀬から奥志賀ゴンドラ駅までの車道を歩いてみた。ここは県道だが、冬季、車は通行止になる。最近はスノーシューのコースとしても親しまれているようだ。
概ね緩いくだりなので、クロカンやネイチャースキーに慣れている人なら、スイースイーとスピード感のある歩きを楽しめると思う。
距離も5km位、標高差は下りで約100mなので2時間ほどだろう。


通行止のゲート ここまでは時々車が通る。


渋温泉から志賀に上がる国道をいく。ループ橋のあたりまでは、道路にも全く雪がない。大丈夫か?
サンバレーの辺りからうっすら。

さすがに一ノ瀬あたりまでくると10cmほどの積雪があり、まあこのくらいあれば歩けるか・・

一ノ瀬寮の先のスペースに車を停め、スキーを履いて歩き出す。シーズン中は、「路上スキー厳禁」って看板がたくさん立っているが、まだ車も少なく、大目に見てもらえるだろう。スキーってもともと交通手段だぜ!

600mくらい歩くと冬期通行止のゲートがある。県外ナンバーの車が2台停まっているが、歩くスキーか岩菅登山のようだ。


積雪は多いところでも10cmくらい。
ストックがカツカツアスファルトにあたるが、スキーをこすってしまうようなことはない。


車道は微かにくだっているのでストライドが延び、気持ちよく歩ける
時々ちらちら雪が舞う程度で、対岸のスキー場も良く見え、なかなか気持ち良い。
時々青空も見える。

クロカンの基礎は「ダイアゴナル」という走法だそうだ。私はちゃんと教わったことがないので、You-Tubeで見た動画を思い出しながら、ゆっくりとやってみる。
本当にあっているのかよくわからない。

もう何年もこの板を使っているが、足を蹴りだしたとき、左右にふらふらと揺れてしまい、なかなかまっすぐスイー、とスキーが走らない。
プラブーツのようにしっかりした靴の方がいいのかなあ?なんて思いながら歩いていくが、少し歩いていると、身体の重心を踏み出すスキーの真上におき、きっちり正確に正面に足を蹴りだすと、左右にぶれないことがわかってくる・・・雑念が入るとスキーはふらふらする

結局スキーってバランスのスポーツなんだなあ、
いつもは用具に助けられて滑っているんだ・・・

とシンプルな道具を使っていると、今更ながら痛感。


奥志賀ゴンドラバス停 スキーシーズン中はシャトルバスが行き来する賑わいを見せるが、まだまだ静か

スキーの歩きに気をとられていたら、林道終盤にあるという熊だなを観察するのを忘れた!

終わりの数百メートルは案外傾斜もあり、スキーが滑るので暴走しないよう注意しながら下っていく。

ゆっくり歩いて約1時間40分で奥志賀ゴンドラの前のバス停に飛びだす。

30分待ちくらいで次のバスが来るので、小屋の中で待つ。
スキーシーズン中はシャトルバスが運行されるくらい賑わうそうだが、スキー場オープン前の今日はだれもいない。
一ノ瀬寮までは約15分くらいで、¥330円なり



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