斑尾林道 西コース  (ステップカットソールのテレマークによる林道ツーリング)  2014年12月07日(日)
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寒波が来た。今年も雪が降った。
雪の中に出ていくと、
本来の自分が戻ってくるような気がする。

子供のころ私は運動神経が鈍く、スポーツ、とりわけ当時主流だった野球などは下手だった。運動会のかけっこも遅かった。
だけど、スキーだけは友達よりうまかった。スキーに行くと自信を取り戻すことができた。

それは、自分では滑れない父親が、長野にいるんだから少しは滑れなくては・・・と
私をひんぱんにスキー場に連れて行ってくれ、スクールなどに入れてくれたおかげである。
今では世界が広くなって、周囲は自分よりスキーの上手い人ばかりになってしまったが、子供の中では

「おやまの大将」になれた。。



今考えるとアホだが、私が20代のころは「スキーが上手いこと=カッコいい生き方」、という時代だった。

スキー場にバイトにいくと、都会から来た連中は連夜のように女の子を誘って飲みにいく。私は金がためたかったので行かなかった
んだが、バイト仲間の間では、あいつスキー上手いね・・と一目置かれているのは薄々感じていた。(気のせいか!)

若者たちよ!そんな時代は長くは続かないから大切にしたまえ!
スキー、そして雪の山は私に自信を与えてくれる。(はずだった)

冗談いってないで
スキーシーズン始動だ!

メンバー 山川(単独)
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信濃町古海(10:30)---斑尾林道標高830m付近(11:20-11:40)---古海(12:00)
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東山魁夷の絵のような古海の景色 いいなあ・・

野尻湖の湖畔を通過し、菅川経由で、古海に到着。
30cmほどの積雪がある。斑尾林道の入口は判ったが車を駐車するのによい場所がない。

路上だと除雪の邪魔になりそうだったので、林道入口が除雪車の折り返しになっているようで行き止まりになっていなのでそこに突っ込む。

雪は小降りだが降り続いており、モノトーンの墨絵のような景色で美しい。


そこそこ傾斜のある林道だったのでシールを付ける。
おお!シーズン初めから
いきなり膝下のラッセルじゃないか!?
結構汗をかかされる。




膝下くらいのラッセル まだシールがないことに気づいていない

せめて野尻湖が見える地点までは往復したいな、と思っていたので何も見えない中頑張る。

途中、雪が激しくなったので「きょうはこの辺でいいかなあ」と一息入れると、あれ?
右足にシールがついていない・・・・

ウロコ板なのでそのまま登れてしまったので気が付かなかった!

コンディションが良ければ菅川に周回しようと思っていたが、高価なシールを捨てていくわけにいかない。しゃあない、往路を戻ってぜったい見つけてやる!

雪に埋まってしまうと見つけられないので、そこで一息いれ、下降にはいる。
シールを探しながらもどるがなかなか見つからない。


あれま〜 こんなとこに落ちてんじゃないか!歩き出してすぐだぜ


えー!またシール買わないといけないのかよ・・・
半ばあきらめかけて車まで戻ろうと・・・

車まで30m位の地点に
落ちていた・・・
歩き出してすぐはずれちゃったってことじゃないか!!全然気が付かなかった・・・

素人みたいなことやってんじゃねえよ!

私に自信を与えてくれるはずのスキー、のだったが、今日は逆に自信を喪失した・・

まぬけなスキー山行になった。
なにはともあれ、
スキーの季節到来だ!

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