無雪期の頸城のおもしろスポットF
海谷 谷根林道から烏帽子岳1450m
 2014年10月12日(日)
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メンバー  山川(単独)
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谷根林道標高670m付近(7:10-7:30)---谷根林道終点標高830m(8:30)---砂場分岐---阿弥陀山分岐---

---烏帽子岳(11:15-11:50)---谷根林道標高670m(15:10)


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上の写真は2013年11月に阿弥陀山登頂時に見た烏帽子岳。
うーん凄い・・・積雪期は低山にもかかわらずヒマラヤ襞をつける。

一般的には東海谷山稜には登山道はないと思われている。でもネットで調べると烏帽子に関してはあまり整備されていないものの登山道があるようだ。

情報が少ない→未整備→探検的登山
これは行ってみるしかない。

3連休は台風で大荒れ、との天気予報だが、北陸に関しては今日は年に何度もない絶好の登山日和だ。遠く佐渡まで見渡せるじゃないか!



林道途中の駐車スペース この先は走行困難


林道終点の登山口標識は倒れてしまっている。前途多難?
烏帽子岳は難しい。

まず登山口に到達することが厄介である。

谷根林道を車で上がれるところまであがる、ということなのだが、そもそも観光地ではないので谷根林道への案内標識などない。

地図を見ながら、ということなのだが、25000図に出ていない作業道等が交錯し、困難を極める。私はたまたまGPSにインプットしてあったので見当がついたのだが、車で上がっていると、ほんとうにこの道であっているのかいな?と不安になる悪い道である。すれ違いはまず無理。ガードレールもなし。
脱輪でもしたらだれも助けてくれない・・・

途中に一般車両通行止めのゲートがあったのでそこに駐車して歩き出すが、その先も舗装された良い道がしばらく続いている。
車を取りにもどり、再度車で奥まで

標高670m付近で舗装が途切れススキが被ってくるのでその付近のスペースに駐車する。

そこから数百メートル先に沢が2m位の深さで塹壕のようにえぐられている箇所があったので入らなくてよかった。
この塹壕落とし穴、やぶで隠れており、よそ見をして歩いていると落下する。

林道は、身の丈を超すススキのヤブである。朝露でビショビショになるので雨具のズボンを付ける。

一時間ほどで、いわゆる林道の終点に到着。「烏帽子岳登山口」の標識があるが熊に痛めつけられ、なおかつ雪で倒れてしまっている。
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ぶな林の中は比較的藪が薄く快適
登山道はあることはあるが、倒木等にふさがれ、荒れている。

杉の倒木をくぐり、クロツルをかき分け、ピンクのテープを探しながらあがっていく。約2時間で阿弥陀山と烏帽子岳の分岐へ。

ここから烏帽子岳へは、滑りやすい急登を詰めていく。
2か所ほどトラロープが張ってあるが、朽ちているのであまり信頼しないほうがよい。

 


昨年のぼった阿弥陀山 次は無雪期の鉢山か??


急登15分ほどで突然露岩の上に飛び出す。
ここから烏帽子山頂までは目と鼻の先であるが、手強いヤブで足元も悪いので注意が必要だ。左、吉尾平側はヤブに隠れていてわかりにくいものの絶壁である。

露岩を1つ越え、次が烏帽子の三角点だった。昨年登った阿弥陀山のピークが真正面だ。
30分ほど休み、往路を戻る。

途中標高1000m付近でコースを誤る。
ピンクのテープを見ながら下降していったのだが、急に踏み跡がなくなってしまった。GPSで確認したところ、登りのルートから45度ほど左にずれている。
15分ほど登り返し、登りに使った踏み跡を発見し、事なきを得る。GPSは嫌いだが今回はGPSに助けられた。誤って踏み込んだルートにもピンクの標識が連続してついている。山仕事用の標識等かもしれないが、要注意である。

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