関田山脈 花立山東のピーク(1050m) 2014年4月5日(土)
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午前中の袴岳に続き、なべくら高原に移動してきた。

来週のスノーシューハイクの下見が目的なのだが、山スキーを使ってスピーディーに行動したい。

今回はお客さんには、「信越トレイルの稜線を目指す」とPRしてあるようだが、今回登るピークは花立山の東にあるピークで正式な名前は不明である。
名無しのピークだが、登り下りとも、雪の里山の魅力を存分に楽しめるよいコースだ。今年2月の「なべくら高原スノーシューフェスティバル」のワンデイツアーのコースになったルートだ。
標高は1050mほどだが、晴れていれば日本海、佐渡を眺望することができる。

午前中は晴れていたが、森の家につく13時過ぎから、山には怪しい雲がかかり始めた。かなり暗い雲で、急に天候が悪化する可能性も大いにある。

素早い行動が求められるシチュエーションで、山スキーの威力を存分に発揮するチャンスかも・・・

メンバー  yama(ソロ)
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なべくら高原森の家(13:25)---1050mピーク(14:55)---南東側尾根滑降---なべくら高原森の家(15:30)

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この周辺はぶなの間隔が広く、開放的な雰囲気である。


森の家のフロントで、支配人Tさんに行先を告げ、車を置かせてもらう。
すでに13時を回っており、山に入るべき時間ではない。
勝手知ったる信越トレイル、ということで勘弁してもらう。

今日はちょうど、午前中に「歩くスキー&雪上ウォーク2014」というイベントが行われていた。

森の家周辺は日が当たっているが、稜線は暗い雲で覆われ、険悪な表情。何やら魔物の住処に向かって入っていくような不気味な雰囲気である。


新潟・長野県境の信越トレイル稜線に到達 雪庇が鋭い 


ところどころで写真やメモを取りながら、休憩なしで頑張って登り、1時間半ほどで稜線到着。

完全に霧の中で眺望はなし。時折強風が吹き、バチバチと音をたてて、あられが叩きつける。
霧の中にぼんやり浮かんで見える稜線は鋭い雪庇が張出し、険悪な表情を見せている。

関田山脈は、穏やかな山容が多いが、冬季の稜線はとがった雪庇が発達し、決して油断できない。スキーでの通過はかなり難しい部分が多い。

もう15時近い。早いとこ、下降しなきゃあ・・・
シールを外す。

距離で200mほど戻り、東南方向に延びる尾根に入る。2月のスノーシューフェスティバルで使用したコースだ。


雪原は重い湿雪。直滑降が気もちいいね。


尾根は幅が狭く、霧で見通しが悪いので、慎重に下る。
宇津ノ俣峠への夏道のあたりまで下ると霧が晴れて来たので、あとは大きく飛ばして下る。

途中の雪原はターンすると止まっちゃうので直滑降!
稜線から30分で森の家。
フロントに挨拶して帰途につく。

標高差600mの往復に2時間。スキーを使わなければ難しいだろう。
このあたりにはそんなスキーの強みを生かせるコースがいくらでもある。

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