志賀高原 横手山(2304.9m)   2009年12月06日(日) ステップ付きテレマークによる林道ツーリング
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12月に入ったがなかなか雪が多くならない。
こんなときは志賀高原方面に頼るしかない。下界で雨になったときは、ほぼ雪が降ってくれている。

横手山は、昭和30年台までは、山スキーのメッカであったようだが、現在では夏はリフトで上がる観光客、冬はゲレンデのスキーヤーに占拠され、ほとんど山スキーにならない。
観光客がいなくなり、ゲレンデの営業が始まるまでの一時期、今だけが、静かな山である。

冬季通行止めの志賀草津道路を渋峠までいき、渋峠から横手山頂まで、ヒュッテ運営用の林道が人知れず上がっているので、それをトレースする。

メンバー 山川(単独)
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志賀草津道路陽坂駐車場(9:28)---渋峠(11:00)---横手山(11:40-12:02)---
---陽坂駐車場(12:40)
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「のぞき」付近から山田峠方面 

陽坂の駐車場に駐車。横手山のゲレンデは、最下部だけが営業しており、陽坂から上は、整備中のようだ。積雪は40〜50cm位か?

シールをつけ、ゲレンデの端を上っていく。のぞきからは、凍てついた車道をいく。ロックシェードがあるのでスキーを脱がないといけないかと思っていたが、程よく雪が吹き込み、路面には雪が付いていた。

だれもいない静かな山だったが、突然後ろから「こんにちはー!」と元気な挨拶。
クロカンのトレーニングをする中高生の集団が凄いスピードで追い抜いていった。
渋峠付近は、クロカンの練習をする中高生が数十人おり、なかなか賑わっている。
彼らは山の装備らしいものは何も身に着けていない。
私にとっては「山の中」であるが、陽坂から30〜40分程度で往復できる体力の彼らにとっては、トレーニングコースの一部なのだろう。

レーサースーツにウインドブレーカーだけの身支度は、少々無用心に過ぎるような感じもしたが、体力があれば、装備をシンプルにできるのは事実である。
自分は、わざわざ必要のない装備に身を固めて、重荷にあえぎ、「山登りごっこ」をしているのではないか、ちょっと考えさせられた。



渋峠付近の樹林は霧氷に覆われている 東山魁夷の絵のよう 

クロカンのトレーニングをする中高生 多数 

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