関田山脈牧峠 (970m)   2009年12月30日(水) ステップ付きテレマークによる林道ツーリング
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鍋倉高原森の家 主催のイベント 「はじめの一歩 スノーシュー」に参加。スノーシューの履き方、正しい歩き方から教えてくれ、スノーシューも貸してくれる。
私はスノーシューを履いたことがない。まさにはじめの一歩だ。
信越トレイルクラブの関係者では、スノーシュー未経験というと珍しがられるが、ムカシの登山から入った人には、「ワカンは履いたけどスノーシューは使ったことない」という人は案外多いのでは?

イベントは午前中に終わってしまうので、午後は付近をあるくつもりで、ステップカットテレマークを持ってきていた。
天気もよかったので、冬季通行止めの車道を牧峠まで往復。

メンバー 山川(単独)
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鍋倉高原森の家(12:30)---牧峠(14:10)---鍋倉高原森の家(15:00)
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小さな子供も参加している 

午前中は森の家主催のスノーシューのイベントに参加。
スノーシューを体験してみたかったのと、どのようにお客さんを楽しませるのか、参考にしたかったからだ。
「はじめの一歩」と銘打っただけあって、こんな小さな子供も参加してスノーシューを体験している。
スノーシュー自体は単なる道具なんだが、これをつけることで、雪の野山を歩くことが楽しくなることは事実。インストラクターの方も自然観察、雪遊びを程よくおりまぜ、参加者を飽きさせないようにしていた。子供は雪だるまを作り始めるし、大人も雪の中に倒れこんで雪形を作って、みな勝手に遊びはじめてしまって、ガイドは大変そうだったが、それだけ参加者は楽しんでいるようだ。困難さを求める雪山の登山とは全くちがった世界がある。

登山者の中では、急斜面やヤブではワカンじゃないとダメ、と頑なに主張する人もいるが、最近では高峻な山岳でも使用されるようになってきているし、浮力そのものは圧倒的にスノーシューに軍配があがる。
残念なのは少々重いこととワカンより大分高価なことだ。
履いている時間より持って歩く時間が長い場合には、やや邪魔である。
これからの野外活動で無視できないギアであることは明白。信越トレイルでガイドをしていくつもりであれば「知らない」では済まされないだろうなあ。


牧峠の吹き溜まり ここなら雪洞が作れそうだ 

「はじめの一歩 スノーシュー」は午前中で終了。
おとなしく
帰ろうかと思ったが、あまりにも天気が良すぎる。

ちょうどステップカットのテレマークを持っていたので、牧峠までいって日本海を見たい、と思ったが、この時間からだと牧峠までは難しいかなあ、と、常設のクロカンコースで少し遊んで行こうかと思い、森の家に届けをする。
そこで出てきた
支配人K氏、「天気も良いし、信越トレイルまでいけちゃうかもねー」とひと言。
げ、完全に見透かされているようだ・・

というわけで、登りのタイムリミット14:30分ときめ、行って見る事にする。でもラッセルにでもなってしまうと難しいだろうなあ。
上がり始めてみると、スノーモービルのトレースがあり、そこにスキーのグループが登降したあとがついていて、ほとんど舗装道路のようである。



越後側は寒々とした光景が 

そうなると何とか牧峠まで・・・と俄然がんばってしまう!バカだね・・・
ステップカットの威力を発揮し、シールなしで林道をとばし、一時間40分で牧峠。
峠付近は風が強く、吹き溜まりになっていた。

新潟県側は寒々とした景色、でも日本海は思いのほか近く見えた。ここは本当に「峠」の雰囲気が強くただよう場所である。関田山脈の峠を冬季に越えてみる、というのもなかなか面白いテーマ・・・じゃないかな

驚いたのは花立山の南の尾根にスキーで登ったトレースがついていたこと。しかもかなり太いスキーである。つまりパウダーを求めて入山したスキーヤーがいるということだ。牧峠〜宇津ノ俣峠間には麓から見えないが、真っ白な、カール状の斜面があるのだ・・
この辺りも鍋倉山のように知っている人がおおくなって来たのかも?

時間も遅いので、さっさと下り始める。
林道は滑りが悪い雪だったが、それでも概ねスルスルと滑ることができ、1時間弱で森の家へ帰着。

フロントへ下山報告をして帰る。

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