シールレスツアーの試み 北志賀竜王〜野沢温泉  2008年4月5日(土)
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私の山スキーの活動の中心はアルペンの山スキーだが、ステップ付きテレマークにも魅力を感じている。多少ののぼりならばシールなしでいける機動力を生かしたツアーをしたいと思っています。

今回の山行を発想したのは2005年の3月に焼額から野沢温泉までスキーツアーしたときで、このときは途中で泊まった雪洞から見た月灯りのぶな林に感動したのだが、一方、「こんなのぼりならステップカットソールを使って、シールなしで1日で歩けるんじゃないの?」と思ったのだ。

シールを使わず、ステップカットの性能だけで、ロングルートをスピーディーにかつスムースに踏破することがテーマだ。

いつかやってみようと思っていたが、いかんせん細板テレマークの滑りに自信がなく、2の足を踏んでいたが、先週ゲレンデで滑りを特訓し、いざとなればテレマークターンでなくてもアルペン滑りでほとんどのところを通過できることがわかったので決行した。
結果6時間弱で毛無山まで抜けることができたが、そんなに頑張って飛ばしたわけではなく、ゆったりと歩けた。

軽快にあるくため装備は軽量化したが、1日で抜けられない恐れもあるので、最低限のビバークができるようツェルトとコンロだけはもち、あとは極力省略し、6kgに収めた。
シールについては悩んだが、おいていくことにした。ただし、シールを持たないことはトラブル時や、コースミスの場合、登行能力が著しく低下するのでコンディションをよく考えて判断したい。条件によってはシールを持たないことが致命的にもなりかねない。


メンバー 山川

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竜王スキーパーク駐車場(8:20)++++スキー場最上部(9:20-9:30)---ダマシ平(10:10)---高標山東の鞍部---
カヤの平(11:20-11:30)---北のドブ(11:55)---大次郎山西(13:40)---青木の坂---毛無山(15:10)---
日影ゲレンデ---(15:50)


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北のドブ湿原 ここをスノーモービルが走り回っている

竜王山の下りはクラストしており、私のテレマークでは手強い。堅い雪ではテレマークターンにならず、数えていたら7回も転倒。まさに七転八倒である。

途中から、こういう雪ではアルペン滑りの方が有効なことがわかったので切り替えたら、あ〜ら楽チン。ぜんぜん転ばないではないですか。

ウロコ板の登りについてはちょっとコツがいるものの、アイスバーンでなければシールなしでもまったく問題ありません。

カヤの平への下りで少々うろうろしたものの予定通り11:30にカヤの平到着。
美しいぶなの森をぬけ、北のドブへ

ここをスノーモービルで走り回る連中あり。私には、スキーは良くてモービルはダメという説得力のある説明は難しい。しかし、この静寂な空間を、集団で騒音とともに走り回り、持ち込んだ食材で宴会を繰り広げるという趣味を私は理解することができない。


1639mピークの北面 上手くすべれず悔しい 

北のドブ以降は開けた稜線になりとても気分がよい。
今日は気温がたかく、雪は湿り気を帯び、ウロコ板の食いつきがよくなってくる。
ところどころ無木立の斜面があるのだが、すべりはまったく歯が立たず、もったいない。




銀次郎山への分岐手前

大次郎山への分岐手前。広々した気持ちの良い尾根なのだが、スノーモービルの痕跡が残念。

ゴール毛無山が間近に迫ってくる
ゴールの毛無山が迫ってくる。写真の斜面は「青木の坂」で、このルート中もっとも急な登りであるが、ジグザグをきって登ればシール不要である。シールをつければ多分直登できてしまうのでどちらが速いか、は微妙。

志賀高原索道協会が4月ころ主催するこのコースのツアーではガイドこそ付くが、山は素人のような人たちが1日で抜けてしまっている。中にはクロカンで抜ける人もいたようだが、そういう人は、急な登りはスキーを脱いでつぼ足であるいてしまっているようだ。


毛無山付近のぶな林 午後の日を浴びて美しい 

野沢温泉スキー場毛無山には15時10分に着いた。竜王から5時間40分
そんなに飛ばしたわけではないし、滑りはまったく下手だったので、ウロコ板は有効だったといえるだろう。ここからのゲレンデ内は湿雪がたまっており、上手く滑れず、一苦労だった。日影ゲレンデまで初心者コースを滑り、温泉街へ。

野沢温泉のバス亭から木島駅までバス 600円
そこからタクシーで竜王へ車回収 4500円なり

使用ギア
ski FISHER OuttaBoundsClown
boots CRISPI アンタークティック

アウッタバウンズクラウンは何年か前にICIで安売りしていたのを買ったのだが、一度、友人にBlackDiamondのバルモンテを借りてみたらあまりの差にショックだった。
アウッタバウンズクラウンは、ウロコのステップが滑るときの抵抗が大きすぎるようである。

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