総じて言えること

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 NOVAの授業について、これまでの経験から総じて言えることについて記したいと思います。
教師
教室
テキスト
レベル
予約
生徒

・教師に関すること
 教師は固定されているわけではなく、授業ごとに違います。曜日と時間帯、教室番号では法則性があり、例えば平日の午後5時以降の何番の教室には誰、といったことはある程度決まっているらしいです。ですが、自分が行く教室が毎回異なるので、ほとんど毎回違う先生になります。一度だけ、3日連続5回の授業にわたって同じ先生だったことがありましたが……。
 授業のやり方には、教師間でだいぶ違いがあります。かなり丁寧にきっちりと教えてくれる人、楽しいトークや授業展開をしながら要点を押さえるすばらしい授業を展開する人、授業なのか何なのかわからないトークを展開する人までいます。英語を喋りっぱなしになるので多かれ少なかれ英語力の向上にはつながるのですが、時々「今の授業は一体……?」ということがあります。ですが、基本的におもしろいので、授業がつまらないことはない、と思います。
 次に、教師の出身地の問題です。アメリカはもちろん、カナダ、イングランド、スコットランド、オーストラリア、ニュージーランドと、ネイティブに間違いはないのですが、様々な地域の教師がいます。そこで問題になるのが方言です。オーストラリア方言でもニュージーランドやタズマニアの教師については訛りが強く、「トゥダイ(today)」「ザイ(they)」など、慣れていないと非常に聞き取りにくい発音をします。イギリスでもスコットランド方言は若干ドイツ語的に聞こえます。TOEICや受験で放送される米語に特化しようとすると若干不利かもしれませんが、金と時間をかけてまで米語に特化するのは実用性に乏しく意味がないかと思われます。どの地域の英語にも的確に反応するスキルを身につけられること、また方言の違いを肌で感じられておもしろいという意味で、むしろよいことではないかと考えています。

・教室に関すること
 教室は校舎によって異なります。入居している雑居ビルの構造によるところが大きい、ということでしょうか。

・前に通っていた校舎では…
 教室はともかく狭いです。雑居ビルの1フロアに、たぶんガラス(もしかするとアクリルかもしれません)で上半分全体が窓になっている非常にうすい仕切りで、とても狭い空間が仕切ってあって、それが教室となります。直径70〜80センチ程度の円形のテーブルにパイプ椅子が4つ、なんとか入るか、ぐらいの狭さで、教師含めて大人が4人入ると非常に狭く感じられます。体の大きい教師など入りきらずに、ドアを開けて体の一部を外に出してます。
 そんな状態なので、喋らないわけにはゆかなくなります。授業の前とか、一緒になった人に挨拶をしないわけには行きませんし、喋らないと非常に重苦しい空気が流れます。授業中も、発言しないでおとなしくしている、という訳にはまずいきませんし、どんなにおとなしくしてても、人数の少なさもあって喋る機会が失われることはまずありません。
 ただ、お隣との仕切が薄いので、にぎやかな教師の授業が行われていると、そちらの声が騒がしく感じられることもあります。ですが、比較的散らばった教室で授業が行われるので、支障になることはさほどありません。逆に隣の教師を一瞬こちらの授業に巻き込んだりできて楽しかったりもします。

・今の校舎では…
 だだっぴろいフロアにいすと机のセットが置いてあって、そこに先生と生徒が座ってレッスン。
 しきりが全くないので、隣のレッスンの会話が干渉することが多く、この部分は難点だったりします。

・テキストに関すること、標準的なレッスンの形態
 テキストは、普通の英会話の教科書。絵があって、英文がついてて、それぞれキーとなる表現がある、といったようなもの。大学の英会話の授業でも似たようなのを使ってました。
 レッスンの形態も、他の学校とさほど変わらないと思います。1コマの時間は40分。最初に自己紹介やテキストの内容に関する簡単な会話でウォーミングアップをした後、テキストの絵について生徒同士で質問と応答。そして生徒は英文を隠したまま、教師が英文を読み、教師の英文に関する質問に答え、その後英文を読んでわからない単語や表現についての質問の時間がとられます。この時「質問なし」と答えると、単語の意味について説明させられることがあります。そしてその回のキーとなる表現についての練習。教師の後についての練習や、役割を決めて話す練習などが行われます。
 これが標準的なレッスンですが、役割分担による練習の際に、教室から出て別のところで行ったり、あるいはいつものテキストではなく教師の持ってきたプリントやテキストに従うこともあります。教師の裁量によって、比較的自由な形態の授業が行われています。そのため、教師のによって内容の濃さや楽しさにかなりの差が出るわけです。

・レベルに関すること
 レベルは7C、7B、7A、6、5,4,3,2,1の9段階に分かれています。全くしゃべれない人が7C、一般的に「英語が話せる」レベルが5、レベル1ともなると翻訳者レベルになるらしいです。
 レベルアップは先生2人以上の連名のある「推薦状」をもらって筆記試験を受けるか、自ら申し出て筆記と会話の試験を受け、合格することによって可能です。この推薦状、かなりちゃんとできていないと出ないようです。
 もしこの「推薦状」を無視した場合(つまり筆記試験をずっと受けなかった場合)はどうなるか、私にはわかりません。小耳に挟んだ話もあるのですが、未確認の情報でデマになってしまうと困るので、あえて書かないことにします。

・予約に関すること
 毎回の予約は、事務のカウンターか電話で行います。予約のキャンセルは前日の15時まで。それ以降はキャンセルできません。
 遅刻は15分以内なら認められますが、それ以上経つと入れてもらえないらしいです。が、この辺は教師の裁量次第、といったところがあります。
 意外と欠席者は多いので、マンツーマン授業になることが時々あります。非常に役立ちますが、常に自分のターンとなるので、考える時間が限りなく少なく、かなり大変です。が、普段特別にマンツーマンで申し込むと3ポイント消費になるので、1ポイントでマンツーマンになったと思えば、とても得をしたとも言えます。
 予約の取れ具合ですが、翌日はかなりの確率で埋まってしまい、思った時間に取れなかったり、2コマ連続で取れなかったりします。2、3日後ならだいたい取れますが、時々それでも取れなくなることがあります。
 時間は午前10時スタートから午後7時半スタートまでありますが、日曜日は最後のコマの時間が短くなります。また、平日の昼間、午後1時から5時前までの時間帯は、1コマが45分で、しかもさほど混んでないので予約もしやすく、若干得した気分になります。

・生徒のこと
 生徒にどんな人が来ているかというと、主婦、学生(高校生含む)、サラリーマンが多いです。もちろんリタイア後の方や自営業の方もいらっしゃいます。
 時間帯によって、来ている人たちの職業にばらつきが出ます。例えば昼間は主婦の方が多いですし、午後5時を過ぎると学生(中学・高校生含む)が多くなります。また休日には社会人の方が多くいらっしゃるようです。
 「英会話学校には女の子が多い」という噂がありますが、この辺は校舎によるところが大きいと思います。前の校舎では主婦や大学生が来てましたが、今の校舎では必要に迫られて勉強にきた社会人のオジサン・お兄さんたちが多く、女性2対私、というパターンはほとんどないですね…。

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