『リネージュ』は、韓国で生まれたネットワークＲＰＧ。プレイヤーは「ナイト」「ウィザード（WIZ）」、「エルフ」「君主（プリ、プリンス、プリンセス）」の４つの職業から１つを選び、さまざまな冒険をしていきます。
　世界には街と城と広大なフィールド、そして洞窟があり、フィールドや洞窟にはモンスターがうごめいていますが、あるのはそれだけ。シナリオも特に決められていません。
なのでプレイヤーは思い思いに、自分なりの楽しみ方を見つけてプレイしていきます。例えばフィールドでモンスターをひたすら狩ってアイテムやお金、経験値をためることで強さを追求していくとか、洞窟の奥に潜むボスを倒すとか…。
　何より特徴的なのは､このゲームが「ネットワークゲーム」であること。インターネットの向こうにいる全然違う場所にいる人と、チャットを利用しながら一緒にゲームを楽しめるのが『リネージュ』の特徴で､数人で集まってパーティーを組み､一緒にモンスター狩りや洞窟探検を楽しむことが出来ます。

　『リネージュ』はごく普通のＲＰＧではなく、城の攻防戦によるプレイヤー同士の戦い､というのが重要な役割を果たしています。
　プレイヤーは「君主」だけが作成できる「血盟（クラン）」というサークルのようなものに入ります。クランの大きな目的の一つとして「自分の君主を、世界にいくつかある城の城主となる」というのがあって、２日ごとに２時間設けられる戦争時間中は､クラン同士の城の攻防戦が行われます。クラン同士の同盟やクランごとの戦略・戦術に、人間同士ならではの多様さが生まれ､エキサイティングな戦いを楽しむことができます。
　クランを作ったからと言って、クランに入ったからと言って、戦争をしなければいけないわけではありません。一人では行けない場所に出かけてモンスター狩りを楽しむためのクランから、ゲーム外の知り合いだけで集まったクラン、たちの悪いクランや人を攻撃するためだけのクラン、単なる嫌がらせをするだけのクラン、というのもあります。
　もちろん、クランに参加すること・抜けること自体自由です。いろんなクランを渡り歩く人、ずっとクランに入らない人など、さまざまです。

　プレイヤーごとにいろんな楽しみ方のできるRPG、それがネットワークゲーム「リネージュ」です。