日本中を笑いの渦に包み込み、テレビアニメでも劇場版までもが製作された「日本で一番売れている4コマ漫画」、それが「あずまんが大王」。月間コミック電撃大王誌上で2002年3月まで連載され、登場人物の卒業とともに連載終了してから1年。今年3月の電撃大王で、あずまきよひこ先生の新連載がスタートしました。その名も「よつばと!」。
「あずまんが大王」と同じように、今回もテーマは「日常生活」。物語は、ある町に主人公のよつばちゃん一家が引っ越してくるところから始まります。今まで相当な田舎に住んでいたであろうよつばちゃん、見るもの全てが新鮮で、幼心の中の好奇心をかきたてます。学校、神社、デパート・・・・。本当に、何気ない日常の風景がゆっくりと流れていく・・・・はずなのですが。
さきほども言ったように、主人公は「よつば」ちゃん。家族は「とーちゃん」ただひとり。どうやら、お母さんはいないようです。それでも影なんか全く見せず、今日もよつばちゃんは元気に走り回ります。そして、引越し先のお隣さん「綾瀬家」の人々。長女のあさぎ姉さんは、もうとにかくめちゃめちゃ美人。次女の風香ちゃんはしっかりものの高校生。末っ子の恵那ちゃんはまだまだ幼さの抜けない小学生のお嬢ちゃん。そして、3人のお母さんは大の虫嫌いで怠け者。でも、やることはちゃんとやってるみたい。よつばちゃんもすっかりなついて、「かーちゃんにセミ見せてくる!」なぁんて言ってます。それから、何かとよつばちゃんちを手伝いに来る「ジャンボ」、本名・竹田隆。ドアの向こうにいると首も見えないという超長身のジャンボ。その言動のせいで、綾瀬さんちの皆さんに変な印象を与えてしまったみたいです。曰く「きりんさん」(お母さん)「ジャンボさん」(風香ちゃん)「竹田さん」(あさぎ姉さん)「でも、がおーっていってた」(恵那ちゃん)。変な騒動にならなきゃいいけど。それからもうひとり、1巻ではまだ出てきませんが、かな〜り面倒くさがりの「ヤンダ」。ジャンボから散々たたかれているヤンダ。まだ性別すらはっきりしていないのですが、2巻では出てくるんでしょうか。
タイトルの「よつばと!」は、「よつばちゃんとその周りの人々」という意味。つまり「よつば&!」ってこと。いまはまだジャンボと綾瀬さん一家しか登場していませんが、これから先、もっとたくさんご近所さんと知り合えるといいですね、よつばちゃん。
1巻の最後のエピソード「おおあめ」。急に雨が降り出した町、長靴をはいたよつばちゃんが楽しそうにはしゃぎまわります。何でも楽しめるよつばちゃん。とーちゃんの言うとおり、よつばちゃんは「無敵」なんですね。次はどんな楽しみが待っているのでしょうか。 |