■「都中体連第11ブロック」春季野球大会 
 

 
■準々決勝 
 
2004年4月24日 於:萩山実務グラウンド
 
TEAM
1
2
3
4
5
6
7
8
SD
青嵐中
2
0
0
0
0
2
  
1
5
田無一中
1
1
1
1
0
0
  
2
6
 
 
※ 小島(4回)→渡邉(2回0/3)− 橋本
 
青嵐中、惜敗! ベスト4ならず。
いつものように先攻を取った青嵐。初回の攻撃を見る限りは、先週の勢いそのままに完勝するかと思ったが、野球は難しいスポーツだ。団体競技として良くできているというべきか。
青嵐はもう一歩だった。非常に残念!

1回表。青嵐は1死後、山崎裕センター前に落ちるヒットで出塁。盗塁で2塁へ。橋本の打球は高いバウンドでショートの頭を越え、レフトがもたつく間に山崎裕が一気にホームを踏み、先制した。2死後、高田がレフトオーバーの2ベースを放ち、2点先行した。先週の勢い、ムード、そのままだった。「よし、この試合も貰った!」と思った。僕は来週の土曜日のことを考え始めていた。その日、僕は少年野球の方で用事があるのだが、その役を誰かに代わって貰おうか、と思い巡らせていたのだ。

1回裏、2死後。ライトエラーから1点返されるが、小島は過去2試合の経験が生きたのか、平常心で落ち着いていた。
2回表。先頭の及川に三遊間ヒットが出るが、無得点。
2回裏、2死後。四球がきっかけとなり、同点にされる。
3回表、1死後。橋本にレフトオーバーの2ベースが出るが無得点。
3回裏、無死。ライトエラーから逆転される。
4回表。先頭の渡邉サードエラーで出塁。及川送りバント。小室のセーフテイバントが決まった。1死2・3塁になり、最大のチャンスが来た。打者はライト守備交代で入っていた武藤。強い当たりだったが、ファースト正面だった。ランナー入れず。山崎勝もファーストゴロで無得点。
4回裏。また四球でランナーを出し、右方向へ狙われ、追加点される。田無一中は初回から完全に右方向におっつけてきましたね。

時間切れ最終回になった6回表。先頭の渡邉三遊間を破るヒットで出塁。その後、2死2塁となる。武藤デッドボール。山崎勝の三塁前セーフテイバントが決まった。サードベースを蹴ったようにみせた渡邉に1塁手がサードへの送球するが、暴投となり、青嵐が同点に追いついた。

6回裏。5回裏から変わっていた渡邉がきっちり押さえ、試合はサドンデスに入った。
その表。無死満塁からバッターは1番山崎勝。四球を選び1点。しかし、その後1死満塁に点が入らなかった。特に小島の左中間への深い当たりは惜しかった。外野の守りが深かった。
その裏。同じく無死満塁から1番打者の打球は、センターの頭を越え、青嵐はサヨナラ負けした。

試合を追って行くと問題点、反省点がよくわかるね。
今日の試合を生かして夏の大会に悔しさをぶつけて欲しい、と思う。
byモノカキ
 
■2回戦 
 
2004年4月17日 於:武蔵村山一中
 
TEAM
1
2
3
4
5
6
7
8
9
青嵐中
5
0
0
0
1
0
0
  
6
武蔵村山一中
3
0
0
0
1
0
0
  
4
 
 
※ 小島(7回完投)− 橋本
 
青嵐中、ベスト8進出!!初回に集中打、強敵破る。
武蔵村山一中には昨年秋多摩武蔵杯大会で大敗している。強打のチームだ。中村先生曰く「今日がひとつの山。これを勝てば(決勝まで行きそう)…。」とのことだった。

先攻青嵐中。1回表。山崎勝セカンドゴロに倒れた1死後。山崎裕四球。橋本のバントがエラーを誘う。小島・高田の打球はラッキーバウンドになり、連続内野安打で1点先行。尚も1死満塁。渡邉センターへクリーンヒット。当たりが良すぎて1点追加のみ。及川がライト前へ落として3点目。小室見事にライト線を抜く2塁打を放ち、5点先行。5連打集中しビッグイニングになった。続く矢田は3塁前にセーフテイバント。アウトになったが、1塁手がジャッグルしていたし、完全に足の方が早かった。1塁塁審の見る位置が悪い。まあ、しかし青嵐には"運"があった。良しとしよう。
これで小島は楽に投げられるかと思ったが、そうはいかなかった。四球5個を与え、3点返されてしまった。打たれてはいない。
立ち上がりが課題だね。審判とストライクゾーンが微妙に違ったが、合わせなければ。

2・3・4回と膠着状態が続いた。小島も立ち直った。試合の流れは青嵐のままだったが、1点をどちらが先に取るかでこの試合の行方が決まると思っていた。
5回表。先頭の橋本レフトオーバーのエンタイトル2ベース。無死2塁。追加点のチャンス!バントで1死3塁。2アウトになったが、渡邉が外角の高めのボールを強引に打って、三遊間に強烈なゴロ。ショートが捕り切れず、はじいた。青嵐に貴重な1点が入った。
5回裏。エラー、デッドボールで無死1・2塁。良く守り2アウトになるが、再びデッドボール、押出し四球で1点返された。しかし、続く打者を三振に仕留めた。堪えた。
6回表。無死から小室内野安打、山崎勝のセンター前ヒットが出たが、無得点。
最終回裏。ライト矢田から武藤に交代。小島はセカンドゴロ、センターライナー、最後の打者には追い込んでからのスライダーが外角低めに決まり、三振でゲームセット。
青嵐中が準々決勝に進出した。

バントのミスが3回ぐらいあった。決まっていればもっと楽な展開になったはずだ。
この試合、最後まで青嵐に不思議なツキがあった。青嵐がミスをしてもそれは変わらなかった。
この先、大事にしなければ。

小島は7回を完投し投げきった。色んな意味で自信になったでしょう。
最後まで小島にたくした中村先生もすごいなと思う。エースの自覚をうながしたのでしょうか。
僕なら我慢できないなと思った。
byモノカキ
 
■1回戦 
 
2004年4月10日 於:萩山実務グラウンド
 
TEAM
1
2
3
4
5
6
7
8
9
萩山分校
1
0
0
      
1
青嵐中
17
2
X
      
19
※ 小島(3回)− 橋本
 
青嵐中、大勝!1回戦突破!!
2004年春季大会が始まった。
選手全員の表情が硬く動きもぎこちなかった。特に先発小島の緊張感が見ている者に伝わってきた。
ピリピリと痛かった。
1回表。青嵐の守り。小島は球が上ずり、先頭打者を歩かせてしまう。2番打者は1ストライク後の2球目を送りバント。見え見えだったが、簡単に決められた。2死後。ランナーを2塁において、4番打者に左中間2ベースを打たれ、先制される。この時はどうなるのか、大丈夫なのかと思った。
5番打者を三振に取るも、正直まだ不安だった。
1回裏。青嵐の攻撃。先頭の山崎勝、四球を選ぶ。2番山崎裕の打席の時、ボーク。結果山崎裕も四球で、無死1・2塁。三番橋本、4番小島も四球。エラーが絡み逆転した。5番高田。力んでキャッチャーフライで1アウト。6番渡邉四球、7番及川内野安打。8番小室1・2塁間をきれいに破った。このヒットが大きかった。肩の荷を下したような気分だった。9番矢田も続きセンター前に落とす。打者一巡し、山崎勝デッドボール、山崎裕サードエラー、橋本四球。小島はキャッチャーフライで2アウトになったが、高田が右中間にタイムリーヒットを放って前打席の借りを返す。渡邉・及川・小室四球。矢田内野安打。その後4連続四球で計17点を奪った。
打者三巡。ピッチャーは3人交代した。
2回表。小島はキッチリ押さえたけれど、まだ緊張感が解けていないように見えた。
2回裏。渡邉四球。守備交代で入っていた柳沢がライトへクリーンヒット。大野はアウトになるが、代打横田からまた3四球をえらび2点追加。
三回表。小島の速球に切れが戻り、三振、ファーストフライ、三振と三者凡退で終わらせ、青嵐中がコールド勝ちした。最後の打者のインコースへのカーブは素晴らしい球で、初回のお返しをした。

相手がどこであれ、何はともあれ三年生になって初の公式戦を勝ちホッとしている。
次はある程度、適度な緊張感を持って、日頃の力が発揮できるでしょう。期待したい。
中学野球を長く続けさせてあげたいと思う。
byモノカキ
 
 
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