■秋季新人戦  
 
イッツ・ア・ビューティフル・ディ 
思いがけず、東村山七中2階出入口の踊り場から(グラウンド全体が見渡せる)、3年生の橋本伶君のお父さんと一緒に準決勝・決勝と観戦した。花を咲かせるほどではないけれど、思い出話をしながら。目の前でプレーする青嵐のユニフォームの向こう側に過去の残像を重ね合せていたかもしれない、穏やかな時間だった。
■決勝  
 
2004年10月2日 於:東村山七中
 
TEAM
1
2
3
4
5
6
7
8
9
青嵐中
0
3
1
0
0
0
0
   
4
東村山二中
0
0
1
0
0
0
0
   
1
早乙女(7回)−松崎
 
青嵐、優勝!!早乙女完投!守りの勝利だ!!
青嵐は2回表。この回先頭の武藤四球。早乙女送りバント。山中四球。赤座サードエラーで出塁。1死満塁のチャンスに相手投手がワイルドピッチ、岩田の右中間3塁打などで3点先行。3回表には増田のライト線2塁打の後、またもワイルドピッチで1点追加。その裏1点を返され、なおも1死満塁のピンチを迎えたが、早乙女が2者連続三振を奪って、最小失点に押えた。4・5回もランナーを背負ったが、堅い守りで点を与えない。試合は淡々と進む。6回・最終回と東村山二中の攻撃をきっちり三者凡退で終わらせ、青嵐が2004都中連第11ブロック新人戦の優勝を果たした。

何年振りだろう。10年以上経ったのかな。確か以前、新人戦で都大会優勝しているんだよね。3位だったかな。話は聞いたような覚えはあるんだけど、忘れた。調べればいいんだよね。ごめんね。でも僕の知らない時だから、別にいいか。

この大会は今日の2試合を含めて、3試合見たけど、投手を含めた守りの勝利だったと思う。目だった派手なプレーはないけれど、内野も外野も堅実で凡ミスがない。自分の近くに来たボールは確実に処理した。武藤が安定しているし、この守備は大きいと思う。その武藤も四死球は1試合に一つ与えるかどうかだし、決勝で投げた早乙女も持ち味を出していた。打たせて取れば、ある程度計算できるチームだ。攻撃は判断力・走塁と練習・実戦で勉強する必要があると思うが。
都大会会場は江戸川葛飾柴又球場らしい。帝釈天と寅さんの町の雰囲気を味わってみようかな。
byモノカキ
 

■準決勝  
 
2004年10月2日 於:東村山七中
 
TEAM
1
2
3
4
5
6
7
8
9
明法中
0
0
0
0
0
0
0
   
0
青嵐中
0
0
0
2
0
0
X
   
2
 
武藤(7回)−松崎
 
青嵐、完封!武藤、ねじ伏せた!!都大会進出!!!
後攻青嵐。1回表、先頭打者に武藤はノーストライクスリーボールとなった。表情が硬い。しかし、ストライクを2球続け、最後は空振り三振に切った。この一打席が試合の行方を左右したように思う。
2回表。先頭の4番武藤が右中間ヒットで出塁。早乙女送りバント。山中四球で1死1・2塁になるも、赤座のセーフテイバントをうまく処理されダブルプレーになった。武藤は4回表まできっちり押さえている。4回裏。先頭の2番増田センター前ヒット。続く松崎の送りバントをファーストがエラー。無死1・2塁。この場面での武藤は送りバント。当然か。1点勝負だ。早乙女がノーストライクスリーボールから1塁線に絶妙なスクイズを決めて(内野安打)、青嵐待望の1点。山中が三遊間に流し打って2点目を上げた。明法5回表の攻撃も2死からセンターに打たれたが、アウトはすべて三振で危なげなかった。5回裏、大塚にレフト前ヒットがでるも無得点。7回表2アウトを取った後、早く試合を終わらせたい意識が働いたか、四球を与える。青嵐はタイムを取り、内野が円陣を組んで仕切り直し、最後のバッターをピッチャーゴロに仕留め、完封。決勝進出を決めた。
byモノカキ
 

■準々決勝  
 
2004年9月23日 於:萩山実務グラウンド
 
TEAM
1
2
3
4
5
6
7
8
9
田無二中
0
1
1
0
0
1
0
   
3
青嵐中
1
0
0
0
0
0
3X
   
4
 
武藤(7回)−松崎
 
青嵐中、逆転サヨナラ勝ちでベスト4進出!都大会へあと1勝!!
この大会は運がある。ツイテイル。
青嵐は土壇場に追い込まれていたが、風向きを変えたのは7回表2死からのファースト赤座のファインプレーからだった。1・2塁間を完全に抜けたかと思ったライナーを横っ飛びに捕った。チームが盛り上がり、勢いが出た。ほんとに“流れ”は不思議だ。
7回裏。最後の攻撃。2点ビハインド。先頭の赤座が四球を選び出塁。代走渡邉。3回戦とまったく同じ展開だが、今日は2点負けている。その渡邉はキャッチャーのパスボールで2塁へ。
次打者菅原。3塁前にセーフテイバント。ピッチャーが捕って1塁へ送球。1塁に入ったセカンドが倒れながら捕球。それを見た渡邉がホームへ走る。ヘッドスライデイング!セーフ!ベンチが再び盛り上がる。続く岩田。サード前のゴロ。サードが悪送球し、岩田は2塁へ進み、同点ランナーになった。しかし、大塚はセカンドゴロで2アウト。岩田は3塁へ。増田ショートゴロ。万事休すかと思ったが、ファーストへ暴投し、同点!押せ押せになり、松崎がセンターに落とした。2塁打になった。
2死2・3塁。打者武藤。ショートゴロ、サドンデスかと思ったが、ショートがはじき、増田がホームへ帰り、逆転サヨナラ勝ちした。
完投した武藤は粘り強い投球で、バックも好守備で最後まであきらめなかった。いい流れになっている。青嵐のこのめぐり合わせは勝ちパターンのようだ。田無二中の選手は最後に意識したね。
行け!青嵐!!
byモノカキ
 

■3回戦  
 
2004年9月18日 於:東村山六中
 
TEAM
1
2
3
4
5
6
7
8
9
中央中
0
0
0
0
0
0
0
0
 
0
青嵐中
0
0
0
0
0
0
0
1X
 
1
 
武藤(8回)−松崎
 
武藤8回ノーヒットノーラン、完封!青嵐中、守りきる。サヨナラ勝ちでベスト8進出!!
武藤の頑張りに尽きると思うが、盛り立てたバックの守備も素晴らしかった。
試合は完璧な投手戦になった。打者は凡打を繰り返し、お互いにチャンスらしいチャンスもないまま回を重ねていた。
青嵐は1回裏1死後、増田がレフト前ヒットを放つが、無得点。6回裏2死からまたも増田がセンターへ打って出塁するが、点が入る気がしない。中央中もキッチリ守っていた。
試合は規定の7回を過ぎ、時間もあるため8回に入った。武藤はまったく疲れを見せず、つけいる隙を与えない。
8回裏。先頭の赤座が2本目のヒットをライト前に放つ。ここで代走、渡邉楽に。続く菅原、確実にバントを決めて1死2塁。この試合最初で最後のチャンスか。打者岩田。打球はキャッチャー前に転がる。3塁は間に合わないと判断したキャッチャーが1塁へ送球したが、岩田のヘルメットに当たった。それを見た渡邉楽が一気にホームを駆け抜け、青嵐がサヨナラ勝ちした。

やはり、中央中は侮れなかった。後で聞いたら優勝候補だったとのこと。なるほどね。
中村先生始めみんな嬉しそうだった(あたりまえ)。涙もあった。
この流れはいける。いけるぞ。
ナイスピッチング!!
byモノカキ
 

 
■2回戦  
 
2004年9月11日 於:青嵐中
 
TEAM
1
2
3
4
5
6
7
8
9
青嵐中
4
2
0
1
3
 
 
   
10
東村山五中
0
0
0
0
0
       
0
 
武藤(3回)→早乙女(2回)−松崎
 
青嵐中、5回コールド勝ちで圧勝!初戦突破!!
青嵐中で公式戦を見るのは初めて。ホームはいいね。あたりまえだけど。
試合としては一方的で実力も数段の差があったが、公式戦となると緊張感が違うし、初戦の相手としては良かったのでは、と思う。

青嵐は初回。1番ショート大塚が四球を選び、ボークで2塁へ進む。2番サード増田内野安打、盗塁で無死2・3塁。3番キャッチャー松崎。力んでタイミングが合わなかったが、ピッチャー横にボテボテのゴロになり、内野安打になる。4番ピッチャー武藤押し出し四球で1点先行。5番レフト早乙女も力み三振。6番ライト山中ピッチャーゴロ。7番ファースト赤座も押し出し四球で2点目。8番セカンド菅原の打席の時にワイルドピッチ。ランナー二人が帰り4点を上げた。菅原はサードゴロ。いい当たりはひとつもなかったけれど、選手は気持ちが楽になったのではないかと思う。
その裏1死後、武藤はデッドボールを与え、3番打者に右中間を破られ1死2・3塁のピンチを迎えるが、後続を三振、ファーストゴロに仕留めた。立ち上がりの緊張を引いて、まあまあの出来かな。この3番だけは打つ構えが決まっていましたね。
2回表。松崎の三遊間ヒット、武藤の右中間2塁打等で2点追加。2回裏からライト石井に交代。武藤は危なげなく2回・3回と抑える。
4回表は早乙女の犠牲フライで1点追加。ピッチャーも早乙女に交代。
5回表には赤座四球(代走猪原、盗塁を決める)、増田セーフティバント、代打山本正はセカンドゴロに倒れたが、大塚、増田、松崎と連続ヒットを放ち、3点追加。計10点。
5回裏の東村山五中の攻撃を3アウトすべてサードゴロ(ファーストの守備には七井が入った)に仕留めて、コールド勝ちした。

早乙女の投球は低めに良く制球されていた。彼には生命線だと思う。青嵐中は回が進むごとに硬さがほぐれ、普段のプレーに近づいた。2回戦は適度な緊張感のなかで、自分たちの野球をしてほしい。
このチームは内野も外野も守備がいい。打球に入るのが早いし、ポカがないもの。
byモノカキ
 
 
 
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