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東京大学吹奏楽部OB会 会長挨拶

 

創部40周年記念総会に寄せて

我が東京大学吹奏楽部は1971年12月8日に創部、翌年12月12日に渋谷児童会館ホールにて33名で第一回定期演奏会を開催いたしました。それから早40年間が経過し、インカレとは言え、部員が百名を超える大きな吹奏楽団へと発展してまいりました。

長期にわたり活動と発展を支えていただきました故三戸先生、酒井先生、楠山先生、トレーナー各先生方、そして、先輩後輩と良き関係を継続してまいりました歴代部員各位に敬意を表する次第です。

創部時代には楽器、譜面台、楽譜もほとんど無く、吹奏楽部としての諸活動の礎を築くので精一杯でありましたが、毎年の定期演奏会の内容が年々充実し、海外遠征まで実施するまでに成長した現在の姿は、隔世の感があります。

組織は大体20年間で疲弊すると言われていますが、その倍の期間、発展し続けた事は本当にOBとして喜ばしく誇りに思うところでございます。

当時の部則の第2条に「吹奏楽の技術と音楽性の向上をはかり、同時に部員相互の親睦をはかりそれを通じ新たなる人間関係の方向性を追及することを目的とする」とあり、また部の結束を固めるため記述した1972年5月31日の「東大吹奏楽部の活動に対する意見書:報告」の記載内容は、今読み返せば気恥ずかしい部分もありますが、60歳になった今でも当時の気概を感じる事ができます。

今後、我が東京大学吹奏楽部は50周年、60周年と100周年に向け更なる発展を遂げて行く事を確信しておりますが、約1,000名に迫らんとするOBと現役諸氏が連携し、一層の良き伝統を築きあげていって欲しいものです。

OB各位のご健康ご多幸と、東京大学吹奏楽部の益々の繁栄を祈念いたします。

 

平成23年12月3日

 

OB会長  本所敬二



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