2003年の北海道ツーリングで一番あせったこと、それは…

 

北海道を離れる日、小樽のお寿司屋さんで最後の夕食においしい握りを食べ、さあ一路フェ―リーへ向け出発するぞ! メインスイッチオン、おや?ニュートラルランプが点灯しない!接触不良と思い再度オン、やっぱり点灯しない!!もちろんウインカーやホーンもダメ!おいおいフェリーの乗船手続きまであと4時間しかない、どうしたんだよー!!ここでバイクを置いていく、発送の手続きをしている時間は無い、引き取りはどうする?えー費用は係るしどうするんだぁー!パニック!!

待てよ原因は?バッテリー?さっきまで問題なかったのだからそれは無い、だとするとヒューズ、それも全部ダメなんだからメインヒューズだろう。サイドカバーをはずしてスターターリレー横のヒューズを確認、大丈夫そうだがよく見ればやっぱり切れている!しかし、溶けた様子も無くショートしたとは思えない。まあ、予備もあることだから心配は無い。(と、この時は強気だったが…)

とりあえず切れているヒューズをはずす、手にとって驚き!干からびた泥の様にパリパリと折れていく!!トラブルが無ければ交換する部品でもないが、20年超も経っているんで劣化にしてくるんだろう、これでは振動で切れる(折れるといったほうがいいのかも)のも無理は無いよなー、と思いながら、ヒューズそのものが原因なら配線関係には問題ないだろうと一安心。それでは予備を引き出して交換しましょ、と引きずり出そうとするとこちらもパリパリと折れていく!そんなぁー!!まあ、同じ時代にできたものだから当然といえば当然なんだが、これでは動かないジャン!!

 

ということでさあどうする?とりあえず上村氏に先ほど道を尋ねたウイング店まで買いに行ってもらうことにした、が、もう今のバイク屋に板ヒューズがあるかどうかわからない。とりあえず無い場合を考えて何とかしよう!思いついたのが銀紙での一時凌ぎ、確か店の中で食事をしたお客さんがタバコを吸っていたので、事情を話し銀紙部分をもらってヒューズ代わりに、本来はいけないことなんだが緊急だし配線に問題はなさそうなんでやってみることに、カチカチ、やっぱりダメじゃん!んーそれならば、どこかに落ちている針金で代用しようとキョロキョロと探す、ほらほらやっぱりあるじゃん!落ちていた針金はビニールの皮膜をかぶった長さ20センチくらいのもの。ライターでもあれば早いんだろうが持っていない、しょうがないのでキーでゴシゴシしごいて剥がすことにした、やっと剥がれたと思い長さを合わせるために切ろうとしているところへニンジャの音、近くにレッドバロンがあってそこにたまたまヒューズの在庫あったとかで3本を購入してきてくれた。ラッキー!それも130円なり。

 

早速交換すれば何事も無かったように快調、あー驚いた。チャンチャン!

 

そこで、特にF乗りのみんさんへ!

安いものですから、まだ大丈夫なんて思っていないでメインヒューズを有無も言わさず交換しましょう!!私も残り4台分を発注しました。(^_^;) 

安心してFに乗るためにネ!