真田さん、もうそろそろ時効だと思うんで聞きますけど。正直なところ、どうだったんですか。
なにが？
5番目のシャドウと戦った時のアレ。例のホテルの。
おー俺も聞きたいっす聞きたいっす！
俺は正直なところいい目を見ました。
う、うぇっ！？マジで？！なになに。どんな展開！？
ゆかりんてモテるわけだと思った。
うわーっなんなの！ゆかりっちはなんなの！
これ教えたってバレたら絶交らしいけど、まあ結構な装備をお持ちでした。
あははは絶交じゃんお前！絶交されちゃうよ！それでもバラすのか男前ー！
正直なところゆかりん風呂上りを拝見。
う、うぇえええ！？マジで！？怖っ！う、羨ましいけど怖っ！
羨望の前に恐怖がでるところ、気持ち分かる。俺も正直殺される！って思った。…とまあ俺のターンは終わったんで次真田さんの番ですよ。
随分と一方的なターン制だな。
真田さんも桐条先輩の入浴シーンだったんすかっ！？いいなあー俺もついていきたかったぜ！
…俺が気がついた時には、押し倒されてた。
さっすが真田さん役得じゃないす なんですってあなたッ！？
押し倒してたじゃなくて？
押し倒されてた。
う、うぇえええ！？マジっすか！？…怖っ！真面目に怖ぇ！
羨望の前に恐怖がでるところ、気持ちすっごく分かる。
身の危険をあれほどまでに感じたことはなかったな…。
生きててよかったですね。ほんと生きててよかったですね。
…。
なあなあこれって猥談大会？それとも怪談大会？
とまあ、あの時は私もどうかしてたから、ゆかりなんてかわいいものだ。気にすることはないぞ。
い、いやいやいや先輩はどうかしすぎじゃないですか！
まあ操られていたんだから仕方ないだろう？
あーーーもーーーそういう問題かーーーーっ羞恥心とかそういう一般的な感情はないのかーーーーっ！！…ねえ風花、なんであんたさっきから黙ってるの？…ねえまさか、もしかして全部見てたなんてこと。
あっでもっ桐条先輩もゆかりちゃんもなにごともなくてよかったよねっ！？ねっ！？
見てたのね！？見てたんだね！？
用意されたレストランの個室で片方はいやーーーもうどうすんの恥ずかしすぎて軽く死ねると頭を抱え、片方はい、いやでもそんな全部ってわけじゃあ…そ、それにほら、もう時効？とフォローにならないフォローをする。あの魔の一夜からすでに4年近く時が過ぎたがその関係は変わっていないことに美鶴は安心する。
しかし、あの頃は本当に若かったなあ。
…しかし今の状況を考え、振り返ってみれば。彼女は思ったままに口にした。
「大チャンスだったんだがな。惜しいことをしたと思わないか？」
「…」
「…」
ああ自覚までにかなりの時間を要したというのに、
ついに自覚した女性というのはかくも強いものなのか。
先輩の一言に動きを止めた後輩二人はああこのひとは変わったな、だけれど根本的には変わっていないなとしみじみと思った。口には出さなかったが。
「いざというとき逃げられないようにテンタラフーでも練習しておくべきかな」
「うーん、マリンカリンのほうがいいんじゃないですか？」
「…ブフダインが一番手っ取り早いと思いますけど」
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お約束でこれは触れておかないと。
BJファンに確実に怒られる題名でおおくりします(しかも特に意味はない)。
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