「ちょっとカレーレンジャー、もしくはラベンダー男ちょっとは詰めて座れよ!ここはみんなのベンチだぞ!迷惑だろ!今は主に俺とやっちーに」

「やだね、早いもん勝ちだろ」

「とかなんとかほざいていますよやっちー」

「皆守くんを力ずくで排除するか、特別席しかないね!」

「特別席?」

「夕薙くんの膝の上」

「座られる側の立場としては女性席を希望しとくよ」

「俺は女の子として生まれてくるんだったなあ!」

「そこまでして座りたいか。座りたいのか」

「座りたいよねえ、やっちー」

「座りたいよ!むしろ夕薙くんの膝の上に一番座りたいよ!ねえ、九ちゃん」

「ん?どうぞ」

「何でお前もあっさり椅子としての運命を享受してるんだよ…」

「羨ましいか甲太郎?」

「…あのなあ」

「何でお前もそういうツッコミ待ちみたいな台詞を恥ずかしげもなく吐くんだよ」

「ほっとけ」

「あっ白岐さん、こっちこっち」

「ようこそ幽花ちゃんもしよろしければ一緒に座ってのんびり昼休みを過ごしましょうよ」

「ま、皆守くんを排除するか、特別席しかないけどね」

「やっぱり俺を排除するのかよ!」

「じゃあ夕薙くん席だ」

「どうぞ?」















「まさか幽花ちゃんが夕薙くんのひざの上に座っちゃうとはさすがの俺も思わなかったよ!なかなかやるなあ彼女。しっかし…それに比べて君ときたらなんだい、皆守くん。やっちーがちょっと腰掛けただけで悲鳴上げて放り投げるなんて!」





=
仲良し3-C
大和くんと幽花ちゃんははたから見ると感情的に全く動かないようなイメージです(でも心の中で大爆笑)戻る