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修理請負日記
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2004年04月03日
返却されたジャンク品ノートパソコン。

 以前、秋葉原で買って横流しした物なのですが、「しばらく使ってなかったら動かなくなった。」って事でノートパソコンを預かりました。

 FMV-BIBLO,NE[23X、ペンティアムU233MHz、96MBメモリ(増設済み、ここがミソです)、USB1ポート搭載。
 今となっては低スペックですが、多分当時のハイエンド機です。
 電源を入れると・・・かっしゃん・かっしゃん・・・6.4GBのハードディスク死亡。

 新しいディスクの購入も考えましたが・・・私の手元の10GB(IBM/DJSA)を入れる事になりました。(本当は、高速化狙うには最新の新品が一番です。)

 分解は比較的簡単、すんなり完了。W2Kインストール。
 ドライバの類はOSのサポートするPnPだけで完了しました。(楽です)
 ディスプレイは1024x768ですので驚きです。

 今後はインターネット・メールでも使うって事でしたので、ジャンク箱を漁りNICを増設してみました。5枚程試して・・・動きました。10Mbpsで充分です。

 システム類を確認すると・・・このマシンって440BXです。
 壱号機の対応CPUの最低スペックが確かにペンU233MHzです。
 壱号機と同じくCPU+チップセットがインテル製。この時代のノートとしては珍しい気もします。

 このノート、何処かの会社で使われてた感じの汚れ・磨り減り具合ですが、壱号機同様、まだまだ使えそうな雰囲気です。
復旧作業は、ほぼ完了。
2003年11月27日
起動しないノートパソコン。


 「起動できないノートパソコンの大切なデータを吸い上げて欲しい」との事でした。
 OSはWindowsXPホームエディション。

 昔、大失敗した事があります。
 ホームエディションにプロフェッショナルエディションを上書きしてしまい、新規インストール扱いとなって、持ち主に迷惑をかけた事があります。
 その時は幸い、「ショートカットはリンク切れで、プログラムの実体は存在」ってのが大半でしたので助かりました。


 依頼ノートの電源を入れると、確かに最悪の状態です。
 「以前使っていた壁紙に戻った状態で、アイコンが全然表示しない」らしいです。
 Ctrl+Alt+Delを押すと、タスクマネージャすらまともに表示しません。
 でも、運良く表示する場合もあります。
 実行中のプロセスを見ると、必ず動いてるハズのexplorer.exeが無いのです。何と!


 先ずはバックアップ。
 セーフモードで起動すると、何とかまともな起動をしました。
 640x480/16色画面でも確実に動いてると安心します。
 USB接続のハードディスクを接続。
 Win9x系はセーフモードで「デバイスが不明」なんて出ますが・・・うまくドライバが読めました。
 ドキュメント&セッティングフォルダ、ユーザー名以下の容量を確認し、速攻でコピー。・・・押したのはいいのですが、650MB弱のコピー、残り時間80分!
 持ち主と雑談しながら、気長に待ちました。
 完了後、コピー済みなのを確認、ハードディスクのUSBケーブルを抜きます。
 バックアップは完全に隔離すれば安全です。ひとまずOK。


 回復コンソール。
 リカバリCDでブートしようと思ったのですが・・・存在しません。
 よく見るとDドライブに、それらしいものが存在します。プリインストール版だと、こうなんですね。
 でも、これを使うと完全に新規インストールになりそうですので、まずは「回復コンソール」をインストール出来ないか探してみました。
 ありました・・・Windowsフォルダの下にi386フォルダが。
 CDを使う場合より不確実だとゆー情報もありますが、やってみました。
 確かにエラーメッセージが出ましたが・・・先に進んでいます。再起動。
 回復コンソールの文字が出たので早速実行してみます。
 すると管理者パスワードを要求してくるのです。
 持ち主はパスワードを入れた覚えも無く、何種類か入れて見ますが・・・残念ながら失敗。

 ネットワークサポートのセーフモード。
 セーフモード単独が動くので、セーフモードのままネットに接続する事にしました。
 問題なく接続しました。ウィンドウズアップデートに接続。
・・・「重要な更新」項目が30数件表示されました。SP1もまだ入ってない状態です。
 よーく見るとOSの復元に関する項目も表示されています。
 リカバリで後戻りするより、先へ進めたほうが良さそうだと判断したので、そのままSP1を入れます。
 アップデートしながら考えました。「レジストリ等の自動復元が発生した際に自動的に破壊された」のだと思います。

 SP1のインストール。
 ファイルのコピー中の画面を見ると、ウィンドウズの動作に重要なファイルが次々とコピーされます。
 最後が非常〜に長いのです。再び雑談して待ちます。
 もし私一人だったら強制リセットしてます。
 もう待てない、と思ったら再起動を促すメッセージ。

 試しに通常起動させたら・・・正常に起動できました。
再インストールの前に、色々やってみるもんですね。
2003年11月20日
遅いパソコンと格闘(その1)。


 本日、五号機と交換で預かりました。
 起動してみると、確かに起動が非常〜に遅いです。セレロン566MHzらしくない動きです。
 でも常駐ファイルも色々ありますので、相応って感じもします。
 起動を実測すると4分30秒位です。

 セーフモードでデバイスマネージャを開くと、不要デバイスはUSB関連位です。ここは不要ではなくて抜き差しした情報ですので無罪。そのままにします。

 スワップファイル、118.784MBです。巨大。
 !MEでDOSに落ちるにはフロッピードライブ必要ですね。
 この状態ではCDブートだけですので、後から考えます。

 WindowsMEの場合、autoexec.bat config.sysは、システム設定ユーティリティを起動させると、レガシーサポートという事でレジストリに転送してくれるようです。
 でもautoexec.batに関しては最適、config.sysは転送済みなので空でした。
 下手に触れません。DOS上のケチケチ・コンベンショナルメモリ節約設定は断念。

 あとは、system.ini win.ini に私の定番の記述を入れます。(詳しくはWINFAQ等)

 ハードディスク・コントローラは初期値は「デュアルFIFO」ですが、「バスマスタ」に変更するとパフォーマンス上がるそうです。変更前にスキャンディスク・・・エラーがあったので自動修復。

 と色々やってみましたが、大幅な違いは発生しません。
 やはり巨大なスワップファイル、悪影響及ぼしています。
 できるだけ184MBの物理メモリを使い、不足した時にスワップする設定にしましたが、ファイルサイズは小さくならずに、むしろ大きくなってます。

 こんな時は一旦削除してリフレッシュなのですが、Windows9x系の別ディスクでブートするには・・・
 ノートン・インターネットセキュリティのCDでブートしてみました。
 Windows98の表示、OKです。

 attribコマンドはサポートしていませんでしたが、属性変更なしで削除できました。
 再起動すると勝手に自動生成されます。
 実行すると・・・あまり変わりません。リフレッシュしたスワップファイルのサイズを見ると・・・122,880MB、必要としてる量のようです。または、ちゃんと消せてない?

 システム情報で確認すると・・・物理メモリをほぼ使い切ってるようです。
 どうやら、少しずつ、システムリソース量を増やすしかないようです。
 常駐ファイルが多い場合はW2Kがいいんですけどね。


遅いパソコンと格闘(その2)。〜WindowsMEでのリソース確保


 スタートアップ内の常駐ファイルが多い依頼機ですが、色々見直しています。
 アクティブデスクトップを止めた分は効いてますが、その他は、あまり変わりません。

 さきほど雑誌で読んだ内容。
 デバイス情報ファイルのリフレッシュ。
 drvidx.bin,drvdata.binを削除→再起動後に生成。
 削除ではなくて拡張子を変えておけばバックアップになります。・・・でも色々な機器が外されてる状態ですので・・・これは行わない事にします。

 ネタも尽きてきたので、BIOSを確認。
 オンチップのVGAはProSavageでした。8MBの割り当てでしたが、16MB、32MBも選択可能です。確かに設定できるのですが、その分メインメモリが減ります。
 間を取って16MBにします。ひとまず。

 ファイルキャッシュの上限設定を行いましたが、これも一長一短。戻します。
 マップキャッシュが自動調整してるはずですし。

 その他色々変更していますので、リソースメータで確認すると起動直後37%だったのが53%に増えています。(当然バラツキありますけど)もう一息なのですが・・・。

 やはり・・・不要な常駐を消すのが一番いいようです。
 依頼者に確認を取ったので、ファイルの復元機能を制限。

 昔、復元どころか破壊して終わった事があります。(予想していたのでバックアップ後、別ディスクで試したりしてました。)

 taskmonとpchelthを止めると・・・6%増えました。
 スキャンディスクが何度もやり直す現象も解消。もう少し色々やってみます。


遅いパソコンと格闘(その3)。〜Windows2000へのアップグレード


 大幅な改善を狙ってW2Kアップグレードです。うまくいけば、細工したシステムファイルは、ある程度継承されますし。

 WindowsME上のGUIから上書きを試みると、インストールCDがHDD内に存在するはずのファイルが無いとメッセージを出して終了します。セーフモードからでも同じ。
 仕方なくCDブートで始めると、頻繁にファイルのコピーに失敗します。何回かリトライすると・・・書けます。しかし後半、全然ダメなようでしたので、再びMEのGUIから挑戦。

 無いと言ってるファイルはWindows95に関連したファイルのようでした。32bitに移行するのに、まだ16bit環境を探すとは・・・手動で探してみるとフォルダがネストしていないだけでファイルは正しく存在していました。
 インストールCDが要求するフォルダを作成し、ファイルコピーして再度実行。・・・正常にパスしました。

 例のCDが読めない現象が頻繁に発生します。
レンズを綿棒で磨くと・・・OK、と思ったらまたダメ・・・
CDを布で拭くと・・・OKと思いきやダメ。

 でもCDをドライブから一旦抜くと読める事が判明したので続行。連続したファイルの読み込みで何かありそうです。とにかく読ませて先に進みます。

 結果、正常にW2Kでブートしました!
 ハードウェアを一新したかのように爆走。

ドライバが全然ですので640x480,16色の元祖DOS/V画面ですが、そのまま一気に進めます。
 USB-NICを認識させ、ネットワーク接続してウィンドウズアップデート。SP4はイキナリ入れても大丈夫でした。その他重要な項目をアップデート。

 VGAのドライバですが、このパソコンメーカのサイトに存在しません。
 ProSavageですので惜しくも壱号機のSavage4のドライバが使えませんのでウェブ上を探すと・・・色々ありました。

一つ目・・・DOSのcommand.comのバージョン違いで展開できず。
二つ目・・・よく見ると改造してるらしいので却下。
三つ目・・・何処かのノート用でしたがVGAの型番も一致。使います。

 結果、OKです。1024x768表示。

 あとは・・・USBキーボードが106なのに101で認識してます。
 キーボードメーカではMS標準でいいと公表してるのに・・・

・・・その後・・・
 WinFAQで探して見ると、よくある現象のようです。
 SP1で発見されてSP2でFixしてるようなのですが・・・速攻でSP4にしたのに反映されてません。

 「東芝のUSB/106キーボードを設定すると直る事がある」・・・試してもダメ
 「レジストリの変更で直る場合がある」・・・確実じゃない表現ですがやってみました。結果OK。


 次、「アプリケーションの追加と登録」に「アクセサリ」項目がありません。
 これはプロフェッショナル・エディションの場合、隠されてるようです。
 以前、メッセンジャーを消すために変更した例のsysoc.infを同様に変更すると・・・出ました。
 普通は動きますがWindowsMEのアクセサリ・ツール関連を引きずるのは少し怖いので、一旦削除して再度入れました。
 これでOK。


 更に次、「WindowsMEの残骸、_restoreフォルダの内容が削除できない。」
 tmpフォルダだけが、どうしても開けません。
 webで探すと、ここにウィルスが貯まる場合もあるらしいので、トレンドマイクロでオンライン検索。
 すると、ローカルでは開く事ができないのに何やら内部のファイルの検索を始めています。
 全ファイルチェック、OKでした。
 ここはシステムファイル扱いで隠れるので、そのままにします。


 気分的に余裕が出てきましたので、ちょっと余興。oeminfo.ini,oemlogo.bmpに細工しました。
 システムのプロパティ表示で、持ち主に関連あるロゴを表示させてみました。


 もう遅さに関しては全く気にならないのですが、だいぶ安定してますので、デフラグしてみます。
 NTFSにはせずにFAT32ですので。
 NTFSにしなかった理由は・・・後からでも可能なのと、リムーバブルメディアでの転送が多いようでしたので。
 FAT32、ネットワーク上のセキュリティ面では不利ですが、NTFSでは、持ち主の手元にあるファイル読ませるのに苦労しそうです。(出来ない事もないのですが)

 ディスク内は、予想通り散らばってます・・・進みません。
 システムファイルのデフラグを行うPageDefragを入れると、起動直前に実行されますが、デスクトップ表示直前で「仮想メモリが足りません」メッセージ。再起動すると大丈夫なのですが、この環境では「起動時に必ず実行」はしないほうが良さそうです。
 持ち主に渡す時は「起動時に実行しない」設定とします。

 この状態から普通のデフラグを行うと・・・それなりに進みますが・・・用事があったので2時間放置。
 戻って見ると、まだ続いてます!
 後半の「移動できないファイル(多分ページファイル)」まで進んでますので、終了させました。(このへんはキリが無いです。)


 CDドライブの読み取りエラー続出はメモリが怪しい、との情報を得たので、メモリチェックツールを入手。MEMTEST86
 壱号機でブートディスクを作成しましたが・・・依頼機、FDでブートできない環境でした。

 とりあえず壱号機で試すと・・・チェックが細かいですね。
 CPU/L1キャッシュ速度の半分がCPU/L2キャッシュで、メモリは更に1/30の速度のようです。現在CL3モードですので、128MB抜いてCL2で確認すると、もう少し速くなりますので、その差を調べたいとこですが・・・本題からズレてしまった。
 今日は湿度が低いのでやめときます。(メモリ壊しそうな予感)

 それなりに進んでいますが1時間経っても終わりません。途中終了。
 使ってみる価値はありますが・・・どう動かすか・・・ブータブルCD作成?


遅いパソコンと格闘(その4)。〜微調整。


 メモリの確認については、まだ行っていませんが、色々分かった事を先に。

 仮想メモリ設定。
 WindowsMEで設定した「できるだけ物理メモリを使用する」設定は、メモリ管理が厳密なNT系OSでは逆に不都合が生じるのでOS任せにしました。(通常通り)
 極端に多い量ではなく、184MBのメモリなので、OSが自動的に最適状態にするはずです。
 結果、pagedefragツールでpagefile.sysの断片化を解消した直後も問題なく起動するようになりました。

 _restore\tempフォルダの削除。
 ここの容量は数十MBなのですが、ファイル総数が65534でした。(16進数でFFFE(h)なのでちょっと半端?)
 膨大な数を表示させるのに時間が掛かってたようです。
 コマンドプロンプトから削除を試みました。
del c:\_restore\temp\*.*
ですね。
 10分位かかりましたが、削除完了。フォルダは普通に消せました。OK


 ネットワーク接続不能になる。
 依頼者から話は聞いていたのですが、現象の発生方法が分かりました。
 OSアップグレード後も発生するようです。
 「シャットダウンして、時間を置いて起動すると、インターネットに接続不能」
 その時でもネットワーク自体は生きてるようです。
 再起動すると、何事も無かったかのように接続します。

 手動でIP割り振ってる私の環境でも発生したので、DHCP使用・未使用に関係ないようです。
 シャットダウン時(または停止中)のUSBの電源管理やUSB-NICのデバイス等が怪しいですね。ちなみにUSB-NICのドライバは、このメーカのW2K用最新版。
 もう少し触らないと、何とも言えない状況です。

 実は今、ネットワーク・ハブの問題で10Mbps接続です。
 以前から色々問題のあるハブ、非常に調子悪いので別なハブで10BASE-T接続です。
 この件は後まわしにして、依頼機の現象を先に検討します。


・・・少し分かってきましたが・・・
 この依頼機のメーカーのサイトで、「WindowsXPを使う場合は最新BIOSを使う事」と発表されていて、最新バージョンなのを確認済みなのですが・・・
 BIOSの更新内容が・・・
パソコン起動中(ロゴが表示されている間)にUSBマウスを動かしていると、正常に起動できない現象を改善しました。
※当現象はUSBマウスを上部のUSBポートに接続し、USBキーボードを下部のUSBポートに接続している場合に発生します。
・・・なのです。
 本当に発生しないか、ちょっと試してみました。
 USBマウスが該当位置(上部手前)、USBキーボードがその奥、USB-NICが下部手前、です。接続は少し違いますが、マウスを動かしながら起動してみると・・・

 起動しません!・・・現象発生しました。一発。つまり対策不十分です。
 強制終了してマウス動かさずに起動させると正常に立ち上がるのですが、USB-NICが怪しい点滅、ハブも突然コリジョンしてます・・・やはり接続不能。

 この後、USB-NIC挿し直して復活する場合とダメな場合があるのも確認しました。
 もう一度再起動で復活、でした。
 つまり、コールド/ホットスタートに無関係で、起動時のUSBマウスの不具合対策不良のようです。PS/2の存在しないマシンなのでこれは致命傷。
 BIOS項目を疑ったのですが、非常にシンプルでUSB関連の設定はありませんでした。
 他、デフォルト値からはブートデバイスの順番を変更してるだけですので、ほぼ初期値です。

 数時間経ってから同じ事をやってみましたが・・・出ます。
 信じたくないのですが、再現性あり。もう一度やってもいいのですが、たぶん同じです。
 「メーカーにバグシート1枚提出!?」

 名前公表したくないので往年の機種名だけ・・・MZ80K/Cと同じとこです。
 20数年前当時のクリーン・コンピュータ思想は現代のDOS/Vに通じるものがありましたが・・・。

 でも技術的に難しい部分かもしれません。
 起動直後にUSBキーボードのDelキーは最低受け付けて、USBマウスは受け付けない、その処理の間に他のUSB機器が邪魔するわけですので。
 4ポートUSBの挿し位置によって変化しそうですが、未知のデバイスでアウト!かもしれませんので深く追求するのはやめます。

結論・・・起動時は絶対マウスを動かさない。で逃げてもらう事にします。
その他は至って快調です。


遅いパソコンと格闘(その5)。〜最終回、仕上げ。


 CDドライブの読み取りエラー、メモリの疑惑については未確認です。
 Memtest86のブートイメージがフロッピーでしか作成できないので、未チェックとします。


 あと、計測していたのですが記すの忘れてました。
 ウィンドウズ起動が2分前後、シャットダウンは数秒、実用的な時間です。


 このパソコン、HP編集用に使うとの事なので、やはり「確実なインターネット接続」ですね。
 接続できない時に何が起きてるか検証してみました。

 例の「マウス動かして起動→強制再起動」で開始します。
 デスクトップ上にヤフーのショートカットがありますので、クリックしてみます。

 「や、・・・ふーん・・・」未接続。再起動してもう一度、
 「や、・・・ほほう・・・」未接続。USB-NICを停止させ抜き差し、
 「や、・・・ほ、ほじなし!」
 とことん繋がらなくなります。

 この時、何が起きてるのか観察してみました。
 再起動後がはっきり分かるのですが、
 「不要なパケットがLAN上に流れてる状態でUBS-NICが初期化不良」のようです。

 タスクバー右下のネットワークアイコンがLAN接続を認識しているのに、USB-NICのLink/Actランプが初期化中っぽい点滅をしています。
 つまり順序が合っていません。

 USB-NICメーカのFAQを探すと、オートネゴシエーションできない場合がある、と説明がありました。
 現在10Mbps接続ですが、10Mbpsしている証の橙色です。この件は正常なのです。100Mbpsハブに切り替えて緑色に変わるのも確認済みです。
 メーカに質問ぶつけてもいいのですが・・・根が深そうな予感。

 繋がってしまえば、シャットダウンするまで安定していますので、繋がりやすい方法を考える事にしました。

 「ウィンドウズ起動時、LANケーブルを抜いておく」
 USB-NICの初期化が完了するまでLANカーブルを抜いてみました。
 タスクバー右下のネットワークアイコンが未接続で表示されて、ハードディスクのアクセスが停止するまで待ってからLANケーブルを挿す。
 この手順で何回か確認してみました。連続して行わず、忘れた頃に起動。

 結果、良さそうです。
 「やふー!」反応いいです。

 100万回やったら繋がらない時もありそうですが、「とことん繋がらない」モードでハマるよりはマシです。
 再起動が早くなったとは言え、不確実に2分待たずに済みそうです。
11月26日返却、ここまで。
2003年01月14日
修理依頼品を壱号機を使って直す?


 「動かなくなったパソコンを直して欲しい」との事で預かってるのが一台あるのですが、原因を追究してみました。
 BIOS画面を表示しません。ハードディスク抜いても、サウンドカード抜いても。強烈!
 このような場合、C-MOSクリアで初期状態に戻すのですが・・・ダメです。同じ。
 BIOS電池を外し、測定すると正しく3vあります。試しに入れ換えても変化なし。

 メモリを入れ換えても同じ、CPUはK6-2/450MHzでしたが、手元にK6/266MHzがありましたので、電圧・倍率を変更し交換・・・これでも同じ。

 となると一番疑いたくない部分がやはり怪しいのです。「BIOSデータ自体が壊れている?
 普通は、ここで諦めるのですが、ちょっと思いついた事を検討します。

 「壱号機+”ROM焼きだいじょうぶ(以下RD1)”の組み合わせで復旧させる」・・・他のマシンに載せるってのは過激ですが、似たような実例をネット上で見た事があります。
 メーカのサイトから最新版をダウンロード。128Kバイトのバイナリデータ。つまりフラッシュROM容量は1Mbitです・・・壱号機は2Mbit・・・んーダメ?

 でも書けそうな気がして調べてみました。RD1のメーカでは、保障しないといいつつも、書ける場合がある、と報告しています。故障パソコンのフラッシュROMを抜きICの型番から調べてみました。ピン数は同じ、書込電圧は5vですので書ける可能性が高くなってきました。

 書き込みの際は、壱号機のオリジナルのフラッシュROMは外すので、壱号機まで飛ばす事はないと思いますが・・・もう少し調べてからやってみます。


・・・翌日・・・
 BIOS-ROMを書いてみました。ここで問題。
 壱号機・・・・・・・AWARD
 修理依頼機・・・AMI

 バイナリデータの書き込みで差があるか不明ですのでAWARDで書くのは心配です。
 AWARD-BIOSで起動してAMIのフラッシュ書込ユーティリティが動くのか?やってみました。

 自動検出で「このフラッシュは書けない」とメッセージ出ましたが、ROM型番を設定、チップセットが号機のIntel-440BXで認識されたので依頼機のALI-M1541に設定・書込。
 完了のメッセージが出ましたが、依頼機で動かすまで分かりません・・・結果、同じ。

 店で何とかできないものか質問してみました。「容量が違うと電気的に壊れる」そうです。ちょっとショゲて帰宅。
 諦めがつかず、もう一度基本的な事から確認。PCIのVGAに入れ換え、メモリを交換してみました。

 一瞬遅れてから・・・でっ、出たー!!!

 私の検証方法がマズかったです。正常稼動パソコンに依頼機の部品入れるべきでした。
 外した部品を戻し、ハードディスクだけは外したまま。VGAとメモリが同時に壊れる原因で怪しいのがBIOS設定項目にあったので、ここを確認してからにします。

 起動直後の表示を見るとBIOSが最新版になってます。本当は書かなくても良かったようですが・・・無事で良かった。

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