(C)two-way/小学校/国語/5年/ガラス窓の向うで
TOSS静岡・浜松ジャルダン/鈴木滋雄
詩の授業で討論を仕組みます。だれもが熱くなる授業。
ガラス窓の向うで 立原道造
ガラス窓の向うで
朝が
小鳥とダンスしてます
お天気のよい青い空 (国語五上「銀河」 光村図書)
指示1 追い読みをします。先生の後に続いて読みなさい。
「全員で」,「隣と交互に」音読をする。
パソコンにあわせて読む。
発問1 話者は家の中にいますか,外にいますか。 どの言葉から分かりますか。
家の中「向うで」から分かる。
発問2 これは,いつのことを書いた詩ですか。分かる言葉1字をノートに書きなさい。
朝
発問3 話者からは、どんな色が見えますか。○色と箇条書きでノートに書きなさい。それは、何の色ですか。書けたら持ってらっしゃい。
板書 黄 色(オレンジ) 青 色 茶 色 無 色
↓ ↓ ↓ ↓
太陽(朝日、日光) 空 小 鳥 ガラス窓
発問4 明らかにおかしいと思われるものがありますか。話し合いなさい。
詩の中には書いていないのに,多くの人が太陽と書いていますね。では,「太陽」とノートに書きなさい。
発問5 話者には、太陽そのものが見えているでしょうか。理由も書きなさい。
討論をする。
太陽 見えている。○ 見えていない。×
説明 先生は、「見えていない」と思います。朝の太陽は、とてもまぶしくて何も見えなくなってしまいますね。作者には,朝が小鳥とダンスをしている様子や、青い空がはっきりと見えています。また作者はパステル画家でもありました。作者の住んでいた日本橋の風景を描いたパステル画には、自分の家のヴェランダから見下ろす構図が多くあります。きっと、この詩のすがすがしい朝の風景も、絵に表したことでしょう。太陽がまぶしくては、絵は描けませんよね。