(C)two-way/小学校/総合/まちづくり/高学年/コンパクトシティ
TOSS静岡・TOSS浜松ジャルダン/鈴木滋雄
都市の新しい形を考える授業。
2007年1月の名古屋エネルギーシンポで行いました。
発問1 「六本木ヒルズ」,そこから約40km離れた「多摩ニュータウン」。 どちらに住みたいですか。六本木。多摩ニュータウン。 |
挙手
発問2 道路の様子。さらに空気の状態。数字が大きいほど,空気が汚れているとい うことです。 どちらに住みたいですか。六本木。多摩ニュータウン。 |
挙手
説明 多摩ニュータウンは,いわゆるまちの郊外です。日本人の大半は郊外に住んで います。これは,アメリカも,ヨーロッパも同じです。 |
発問3 郊外に住むためにどうしても必要なものがあります。何ですか。 |
1人指名「自動車です。」「よく分かったね。」
発問4 (さて,今日はエネルギーシンポですから,こちらの資料) 年間・一人当たりのガソリン消費量。 もっとも少ないのはどの都道府県だと思いますか。ノートに書きなさい。 |
1人指名 挙手 確認
発問5 最も少ないのは,東京都ではなくて,大阪府です。東京都は第2位です。 (では反対に多いのは?山口県です。2位は大分県) この資料からどんなことが考えられますか。ノートに書いてごらんなさい。 |
数人指名 都会の方が少ない。
説明 日本人の生活の拠点は,どんどん郊外に広がっています。これはどのま ちでも言えます。 まちが分散して,広がれば広がるほど,自動車に頼らなくてはいけなく なります。 |
発問6 (自動車が増加した)その結果,今こうした問題がたくさん起きていますね。 一体これをどのように解決していけばよいのでしょうか。 近くの人と相談してごらん。 |
数人指名 公共交通を充実させる,まちの構造を変える,自動車を減らす。
説明 現在,このような自動車も次々と開発されています。(しかしそれよりも) 自動車そのものを減らす。 人が歩いて移動できるくらい小さなまちとまちを,バスなどの公共交通で 結ぶそれが「コンパクトシティ」です。 コンパクトシティは今世界各地で計画されています。(青森,神戸,名古屋でも) ドイツのフライブルク市では,実際に自動車の削減に成功しています。 コンパクトシティのように地球環境と交通を考えたまちづくりが,行われてき ているのです。 |
自動車を持っている人の割合
(1位群馬62.2%,2位,栃木46%,大阪31.3%,47位東京25.8%)
自動車の台数。
(1位 愛知,2位 東京・・・鳥取)
CO2排出量※工場などの立地による条件
(1位 愛知,2位 千葉・・・鳥取)