巻頭言 

「キリストに根を下ろして」 コロサイの信徒への手紙267

「クリスチャン」を定義付けるなら、「イエスを救い主として信じてバプテスマを受けた人」と言えます。そのような過去を経験した人ですが、現在進行形で生きている人とも言えます。パウロは、現在分詞を使って、過去に起こったことは今も続いているという動詞を使って、クリスチャンの心得を語っています。

1.キリストに造り上げられてゆく生活

私たちが住んでいるマンションの敷地に、義理の母が、いろいろな種類のハーブを植えてくれました。日当たりの悪い場所なので、心配していましたが、根がつき、土の養分を吸収し、どんどん成長してゆきました。私たちは、キリストに根付いてゆくことで、キリストから栄養を吸収し、キリストの命を自分の命としてゆくことができるのです。私たちは、キリストに結びつくことで、造り上げられ、成長し、生活の隅々にまでキリストの祝福がゆき届いてゆくようになります。

2.神への感謝にあふれる生活

クリスチャンの特徴は、感謝です。年配のクリスチャンに会って感じるのは、年齢を重ねていても、いつも生き生きしていて輝いているということです。生活に感謝があるからです。感謝の生活のために必要なことの一つは謙虚な姿勢です。物質的な恵みはだんだん慣れ、便利さと快適さが当たり前になってしまいます。神様を見上げる生活を送ってゆく時、へりくだる姿勢を保ち、いつでも感謝することができます。そして、もう一つの姿勢は、神への信頼です。神が私たちの人生を支配し、祝福に導いて下さるお方であり、万事を益に変えてくださるという信頼があってこそ、私たちは、どんな時にも感謝することができるのです。

キリストに根を下ろして造り上げられ、キリストが私たちの人生を支配し、祝福に導いてくださることを信じて、感謝にあふれて今週も過ごしてゆきましょう。

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2015年8月16日  (過去メッセージのリンク)
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