巻頭言 

「ぶどう酒がなくなりました」ヨハネ2111

本日の聖書の箇所は、ガリラヤのカナの婚礼の席で、イエス様が足りなくなったぶどう酒を豊かに満たしてくださったみわざの記録です。このレントのとき、宣教を開始して初めての奇跡をみていきます。

 ヨハネはこの出来事を11節で、イエス様の栄光を示す「しるし」であると言っています。ですからこの出来事では、ここでのイエス様の栄光を確認しなければなりません。また「しるし」は弟子たちの信仰を励ますためであり、また単なる学びでなくイエス様を今まで以上に信じる者にされなければなりませんでした。

 この出来事に表されているイエス様の栄光はどんなものでしょう。第一にイエス様は物が不足して困った立場にある人を称賛の立場に変えてくださる方であると言うことです。第二にイエス様は、イエス様を主としてあがめて、み言葉を求めて、み言葉通りに行うことを求めるお方です。ですから、み言葉をしっかり聞きその通りすることです。そうして主の栄光を拝することです。

 結婚式でぶどう酒がなくなるような思いがけない出来事が起こりました。そのとき、マリアがイエス様に「ぶどう酒がなくなりました」と祈りの言葉のように言っています。私たちも生活している世界では、必ずと言っていいぐらい思いがけない出来事は起こります。そのとき私たちも「問題がおこりました。どうしたらよろしいでしょうか」とイエス様にむかって言えるのです。イエス様も結婚式に招かれていました。私たちの家庭にも、クリスチャンのあなたがそこにいることで、イエス様をお招きしているのです。ですから、

私たちが祈りをささげるとき、主はそこに共にいて耳をかたむけてくださり御業を行ってくださるのです。

松倉善浩

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2015年3月1日  (過去メッセージのリンク)
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