シンプルライフ・シンプルチャーチ ヨハネ福音書173

「 永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。」

イースターを前に、本日、私たちに長年の夢であった新しい教会堂が与えられました。主は私たちの願いや計画をはるかに超えて、素晴らしい会堂を与えて下さいました。教会に願いが起こされ15年の歳月を経て、数知れない内外の方々祈りと献げもの、協力と忍耐のもと、夢が実現したのです。主が善しとされたことは必ず成ると信じて来れたことが何よりもの恵みです。

教会にとって、「主の宮を建てる」ことは建物を建てることに留まりません。いや、それよりも大切なことは、主の宮に建てられていくことです。イエスさまはエルサレムの豪華な神殿の境内(異邦人の庭)で罪の赦しの犠牲の品々を売り買いしている人々を追い出して言れました。「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」(ヨハネ2:19)。イエスさまの言われた神殿とは、ご自身のこと、十字架に死に、三日目に甦り、永遠の命を約束してくださる神に遣わされた神の御子キリストのことです。聖書は、良い行いを重ねた人が救われる、とも律儀に正直に生きた人が救われるとは言いません。何と冷たい神さまでしょう、しかし「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)と言います。

シンプル:(単純、質素、簡単、分かり安い)という意味がありますが、お人よし、だまされやすい、おめでたい・・といった遠まわしの卑下した意味もあります。原意は「一つ折り」を「重ねる」という意味です。人生簡単ではありません。色々なことがあり、苦しいこと悲しいことがあります。魂におけるシンプルさは、たえどんなことがあっても今日が最高と信じて生きる、「頑張らない、でもあきらめないで良い」生き方に発揮されます。イエスさまはグローバルな方です。教会は人生や生活が決して単純ではないことを認めつつ、尚のこと、キリスト・イエスにある恵みの信仰によって生きるシンプルな所です。そこから生活の具体化が始まると思うのです。

2013年3月3日  (過去メッセージのリンク)
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