勝利を与える神」 歴代誌下20:17

今回はイスラエルの勝利の歴史から、私たちの信仰生活における勝利の秘訣を学んでいきたいと思います。その秘訣とは、信仰の戦いは主が主権をもって導いてくださるということです。主は「あなたがたが戦うには及ばない」と言われました(17)。私たちは困難に直面する時、あわてて何かをしようとすることがありますが、私たちが戦おうとする前に主が私たちのために戦ってくださいます。信仰の戦いは、私たちが戦って勝つのではなく、主が私たちに勝利を与えられるのだということを覚えたいと思います。

しかしながら、ただ何もしないで勝利が与えられるわけではありません。「あなたがたと共におられる主の勝利を見なさい(17)」とあるように、私たちは勝利を信じ続ける必要があります。ヘブル11:1 に「信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである。」とありますが、私たちは信仰に立ち続ける必要があるのです。

次に必要なのは、恐れおののかないで、一歩踏み出すことです。恐れがあると、私たちのこころにサタンの足場を作ることになります。怒りや苦い根も同じことです。これらのものを捨てて前進していきたいと思います。17節には「進み出て立ち」、「攻めて行く」とあります。「戦うには及ばない」と言っておいて「攻めなさい」と言うのは不思議です。私たちはあらゆる戦いの中で主権を主にお委ねすると同時に、信じて行動する必要があるということです。

さらには、どのように行動するかも大切です。「進み出て立ち」、「攻めて行く」とは何を指しているのかを考える必要があります。ヤコブ4:7 に「そういうわけだから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ちむかいなさい。そうすれば、彼はあなたがたから逃げ去るであろう。」 とあります。このみ言葉は、悪魔に立ち向かう前に主に従いなさいと教えています。私たちは主が主権を持って導いておられることを確信し、主に従うことによって日々勝利を与えられる者でありたいと思います。   

                               (川口竜太郎hi-b.a.代表)

2013年2月17日  (過去メッセージのリンク)
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