伝道には様々な方法があります。路傍伝道、執り成し伝道、生きた証し伝道等です。今日のメッセージの結論は、「生きた証し伝道は力強い伝道方法」です。ここで、2つのポイントからお話ししたいと思います。1つ目は、「主からのもので満たされる」、2つ目は「へりくだって主とともに歩む」です。

 多くの人に救いを供給する者になるためには、主からのもので満たされ続ける事が大切です。 ヨハネ7:37~38によると、私たちは主のもとに行き、主からの生ける水を飲み続ける時に、生ける水の川が自分たちからも流れ出す様になります。ヨハネ4:12~14を見ると、私たちの心が満たされ続けない、安定しない原因は、自分たちが世の水を求めるからだとあります。聖書は「決して渇く事がない」と言っています。ではなぜ私たちは渇くのでしょうか。それは世の井戸、「ヤコブの水」を飲むからです。世の水からではなく、イエス様の水を飲み続ける時に、私たちは決して渇く事はありません。

 イエス様からの水は私たちを満たし、ヤコブの水は私たちを渇かします。また、イエス様からの水を飲み、ヤコブからの水も同時に飲み続けるならば、私たちは渇いてしまいます。私たちは主からのもので自分を満足させているようで、完全にはそうでない事があります。

 伝道には、へりくだって主とともに歩む事も大切です。ルカ13:24~25には「努力して狭い門から入りなさい。」とあります。一見伝道から離れている言葉のように感じるかもしれませんが、私たちが狭い門から歩む事によって、今すぐにでも家族や多くの友達に神様を伝える事が出来ます。私たちがイエス様のように自ら狭い門に入り、その道を歩む時に、生活自体が伝道となります。

 「努力」とありますが、努力してへりくだった良いクリスチャンを演じる事ではありません。ここで言う努力とは、へりくだって、小さくなって、主にすがり続けることであり、神様の前に自ら出て行き、正直に弱さも努力も委ねていくことです。自分の傲慢さや、汚れや罪を示されたならばそれを悔い改めて捨て、清さを装う事なく、素直に神様から成長と導きを求めるものでありたいと思います。

2011年5月16日 「今すぐにできる伝道」 ヨハネによる福音書7:37~38  (過去メッセージのリンク)




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