2011年2月20日


聖書では、私たちの人生は「神の愛」から始まっていると教えます。そして、イエス・キリストを通して、人はその愛に帰る事ができ、人生の回復をすることができるのです。「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた」(二)コリント517 クリスチャンになるとは新しく生まれ変わる事です。それは、愛されている事を喜びとし、愛する者へと生まれ変わるのです。

私たちは自分のルールの中で、人に愛されること、受け入れられる事だけに心を使ってきました。しかし、そこにあるのはいつも受身の自分です。ある人がイエス様に尋ねました。最も重要な掟は何ですか。「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」それから「隣人を自分のように愛しなさい」マタイ2236でした。神の国は愛される事がルールではなく、愛する事がルールなのです。

さて、私たちはどうしたら愛する者として生きる事ができるでしょうか。

初めに、神を第一にする事です。「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい、そうすればこれらのものはみな加えて与えられる」マタイ633とあります。神を求めるならば、私たちに必要なものは全部与えられるという約束です。しかし、神を第二、第三にしたら、神様より優先したものは失っていきます。

次に赦しを経験する事です。自分がどれだけ赦されている者か知る事です。赦しと愛は同じです。私たちは自分が罪人であるとどこかで分かっています。しかし、それを認めようとしません。プライドでしょうか、自分の正しさばかり主張して、自分の弱さ、自らの罪深さを認めないのです。イエス様は、そんな私たちのために十字架につかれ、自らの命と引き換えに「主よ彼らをお赦しください」24と神に執り成し、私の罪を赦してくださったのです。これを本気で受け止めるとき、本物の愛が十字架を通して私の心の中に注がれるのです。

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