2010年2月14日
「あなたもあなたの家族も」 使徒言行録 16章31節
あなたがクリスチャンになった時に、家族がまだすべて未信者だったら、聖書の「主イエスを信じなさい。そうすればあなたもあなたの家族も救われます」(使徒言行録16:31)この言葉はとても力強いものです。
しかし、現実には家族への伝道ほど難しいものはありません。誰よりも一番早く伝えたいのに、かえって誰よりも一番伝えづらいことも確かなのです。
家族との関係と他人との関係には大きな違いがあります。
家族同士はなんの気兼ねもなく、なんの代償を払うこともせず、物事を頼み、頼まれ、本当にありがたいものです。
しかし、その反対に全く遠慮せずものが言える分、お互いに強く注意をしたりしすぎて、喧嘩になってしまうことも、しばしばなのではないでしょうか。
愛しているからこそ遠慮なく注意し、いつも顔をつきあわせているからこそ、そこに問題も起きてきます。
そうした遠慮のない間柄だからこそ、他人とは違う伝道の難しさがあり、いつも気にしながら、神様のことを伝えきれないことが多いのではないでしょうか。
そうした現実の中で、私たちは家族に対し、次のことを行っていけたらいいなと思います。
・家族の話を聞く(説得しない)
キリスト教の批判をするかもしれない、教会の批判をするかもしれない。あるいは牧師や信徒の悪口を言うかもしれない。そういった中でも、まず、相手の話を聞くという姿勢がないと、相手はこちらの話を聞いてくれないかもしれません。
・喜びの生活を送る(見てもらう)
クリスチャンの生活が喜びに満ちたもの、感謝に満ちたものであれば、言葉で説得するより何十倍の力があります。
・ひたすら待つ
家族の決心はいつ与えられるかわかりません。今日なのか、何十年後なのか、それはわかりません。
自分の思いではなく、神様の時をいつも待つことが、大切なのではないでしょうか。