2008年11月16日

「証しのシーズン」 ヨハネによる福音書3章16節〜21節
 
 まもなくクリスマスシーズンです。イエス・キリストははじめ、神に選ばれたはずのイスラエルの民が、自分たちを誇って神に背き不義を行う民となった時、「おのれの民をそのもろもろの罪から救う者」(マタイ1:24)としてこの世にお生まれになりました。その救いはイスラエルの民にのみとどまらず、私たちを含めて世界のすべての人々にも「福音」として弟子たちによって届けられました。

 「福音」を」伝えることは私たちの任務でもあり、責任でもあります。ではどのようにして伝えればよいのでしょうか。それには良いテキストがあります。それは日本バプテスト連盟発行の『教会員手帳』です。

 この中の「信徒の生活」として、1)日常生活、2)祈りの生活、3)証しの生活、この三つの場合が記されています。「証しの生活」には、使途言行録1:8 “あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなくユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てにいたるまで、わたしの証人となる“とあり、聖霊を受ける祈りの大切さが記されています。

 では福音を伝える証しはどうすればよいのでしょう。先ず「言葉による証し」です。こう書かれています “わたしたちがイエス・キリストを信じて喜びの生活に入ることが出来たことを証ししましょう。また時には、聖書の言葉を引用して、毎日の生活の中での信仰による恵の体験を、生き生きと、明瞭に語りましょう。“

 次に、「生活による証し」にはこう書かれています、“言葉による証しは行いとなって現れる時に力を発揮します。クリスチャンはキリストのものとされたのですから、聖書の助けによって、「言葉、行動、愛、信仰」(Tテモテ4・12)にも証しが求められています。「食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべての神の栄光を現すために」すべきなのです。“ そうして人に接する時には次の聖句を思い出しましょう。「あなたがたは神に選ばれ、聖なるものとされ、愛されているのですから、憐れみの心、慈愛,謙遜、柔和。寛容、を身に着けなさい。」(コロサイ3:12)