2008年5月11日

「微笑みの人生」 ヨハネによる福音書14:15〜19

 本日はペンテコステ礼拝です。ペンテコステとは、ギリシャ語で50番目という意味で、イエス様が十字架に付かれ三日目に復活しました。その日から50日目に聖霊が降られたのです。

 聖霊とは、私たちの「弁護者」「助け主」「慰め主」であります。「わたしが去って行くのは、あなたがたのためになる。わたしが去って行かなければ、弁護者はあなたがたのところにはこないからである」ヨハネ16:7聖霊はイエス様の後を受けて、教会を誕生させ、私たちを生かし、支え、喜びのうちに守り導いて下さるご存在です。

 聖霊の働きはたくさんありますが、その一つとして「永遠にあなたと共にいて下さり、そして、あなたがたをみなしごにはしておかない」17-18と言われていることです。今、この社会の中で心配しなければならないことの一つに「心の孤児」「心の迷い子」の方々がたくさんいることです。行く場所も帰る場所分からず、誰からも認めてもらえない、自分の存在すら分からない、他者との関わりを持ちたいけど持てない、持ち方が分からない、家族の中にいても心が通じ合わずいつも孤独感を感じ、次第に心から喜びがなくなってしまいます。

 聖霊が望まれることは、私たちが笑顔を忘れ孤独に生きることではありません。聖霊との交わりの中で喜びの人生を送ることです。「いつも喜んでいなさい、絶えず祈りなさい、どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。霊の火を消してはいけません」テサロニケ5:16〔喜びは祈りです。喜びは力です。喜びは愛です。喜びは、私たちが人々の心を捕らえる愛の網なのです。〕マザーテレサ、皆さん「微笑みの人生」を送りましょう。イエス様は言われました「聖霊を受けなさい」20:22 「彼らは皆、婦人たちやイエスの母マリア、またイエスの兄弟たちと心を合わせ祈っていた。そこに聖霊が降られた」使徒1:14とあります。私たちはどんなときでも聖霊を求め、そして祈り待つことです。