2007年4月8日

「大どんでん返し」ルカによる福音書24:1〜12

 イースターおめでとうございます。

 イースター(復活祭)とは、イエス・キリストが十字架にかけられて死に、三日目によみがえられた復活を祝う日です。聖書に「キリストが復活されなかったら、わたしたちの宣教は無駄であるし、あなたがたの信仰も無駄です」1コリント15:14 とあるように、イエス様の復活がなければ、死が勝利し、十字架に付けた人間が神に勝利したことになるのです。今、私たちがイースターをお祝いできるのは、神の力による「大どんでん返し」があったからなのです。

 1回目の「どんでん返し」:権力を恐れず、人を恐れず、ただ神の御心の道をひたすらに歩んだイエス様、神を愛し、隣人を愛し、その言動はまさに神の子でありました。多くの者がイエス様を慕い、あなたは神の子、救い主であると告白してイエス様に希望を見出していきました。そして、その神の子であり、私たちの救い主が、今、目の前に十字架に付けられ、何も出来ない無力なイエスがいるのです。神の子ならば、この絶対絶命の状況の中から必ず力を見せるであろうと多くの者が期待して信じていました。しかし、結果は十字架の上で息絶え、葬られてしまったのです。イエス様が残したものは何か?それは現実の暗さと自分の力に頼ること、そして絶望でした。イエス様を信じていた人々にはまさに「どんでん返し」だったのです。

 2回目の「どんでん返し」:死んだはずのイエス様が三日後に復活されました。これは「人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日後に復活することになっている」という聖書の言葉が成就したのです。イエス様の復活には大きな意味があります。神様の約束は必ず実現すること、私たちの人生が神様の約束に従って、絶望から希望へ、悲しみから喜びへ、涙が笑顔に逆転するのです。ここに私たち人生の「大どんでん返し」が起きたのです、「あなたがたは、なぜ生きておられる方を死者の中に捜すのか、あの方はここにはおられない、復活なさったのだ」同6

 私たちの人生、山あり谷あり、嬉しいときもあれば辛いときもあります。でも私たちは失望しません。何故ならば、私のために復活してくださり、そして、今も私のために生きて働いてくださり、私を愛してくださるイエス様が共にいるからです。これからもイエス様を信じ、信頼し、共に歩んで生きましょう。