2週間ぶりの釣行となりました。天気予報は快晴!気温も上がるということです。当然水温その他も…。さらに各地から桜の便りが!!!3月下旬まで雪の降っていた昨年とはえらい違いで嬉しいですね!
さて今回も馬瀬川です!例年3月下旬からいい釣りができるので、今年はもう大丈夫!と出かけてみました。途中の道路脇の温度計は1℃。「う〜ん、この時期にしては暖かい!こりゃあ、行けるぞ!」と意気込んで川に到着。前回アマゴの姿を見た所です。ところが先行者が数名。まだ時間もあることだし、とりあえずその下の淵で竿を出しました。
ライズもないのでとりあえずニンフを結び、キャスト開始。普段あまりニンフの釣りはしないので、苦労してニンフを底に沈めます。魚の反応はありません。周りを見回しても誰も釣れていないようです。しばらく河原に座って様子を見ることにしました。
10時頃、ユスリカが大量にハッチを始めました。川沿いを歩きながら見回しても、ライズはありません。ユスリカに混じって小型のトビゲラやカゲロウも出ています。いつもの事ながら退屈になり、瀬の中の石を幾つかひっくり返すと、川虫がたくさんいます!川沿いの石には、ハッチしたカゲロウの抜け殻もありました。と、石の上でもぞもぞとしている川虫が…。カゲロウが羽化し始めています。周囲をよく観察すると、あっちでもこっちでも石の上でもぞもぞ!そのうち結構大きなカゲロウが宙を舞い始めました。
さっそくそのカゲロウに似たCDCソラックスダンを結び、ライズを待ちました。12時を回る頃からハッチが盛んになり、かなりの量のカゲロウが飛んだり、流されたりしています。川面を凝視するもののライズはおこりません。川沿いを歩きながら、周辺のプールや瀬の中を見てみましたが、どこも静かなもので、川の流れる音だけが聞こえてきます。上流に陣取ったフライマンもウエーディングをしてライズを待っているようです。
ハッチは益々盛んになり、あちこちにカゲロウが乱舞しています。水面をヨットのように流されるもの、ばたばたともがくもの…でもライズはありません。魚の気配もありません。しびれを切らしキャストを開始しました。本物にライズがないのに、フライにライズがある訳ありません。結局ハッチもピークを過ぎ、やがて元の静かな川に…。
車に戻り遅い昼食をとりました。ルアーマンと話をすると、全然だめだと言うことでした。上手のフライマンも釣れている様子ではありません。川回りのおじさんがやってきて話を聞くと、「今日は全然釣れとらん!」という厳しいお言葉…。
仕方がないので、今年恒例になった『川の見回り?』に出かけることにしました。何人かの釣り人に会いましたが、みんな渋い顔です。そんな顔を見ながら川を後にしました。
ところで、どうしてライズがなかったのでしょうか?魚が居なかったからでしょうか?ご機嫌が悪かったのでしょうか?ステージが違ったのでしょうか?分からないことだらけの一日でした。