![]() |
真に恐縮ですが、はじめからカビの写真ばかりです。 まずは外にある発泡スチロールの中からです。 この中には庭土の他に、みやこ麹をほんの少し振り、 大豆の煮汁も少しかけました。 白い麹菌といつもの菌糸の白く長いカビ、 それに何のカビなのか良く解らない赤、青、黄色のカビが出来ました。 中の温度は外気が0℃の時に、最高で13℃でした。 ![]() その中の見えずらい赤、青、黄色のカビです。 ![]() ![]() こうして見ると、ちょっと綺麗かなあって、思ってしまいますが、 普通赤カビといいますと、あまり良くないカビを連想します。 フザリウム菌により、カビ毒を生産させるものもあるようです。 (そう思っていましたら、kimiさんから赤麹菌というのもあると 教えて頂きました) 青カビはぺニシニウム菌を連想させますが、良く生ゴミに出来る やっぱりあまり良くないカビもあります。 麹菌の中にもアルペルギルスソーヤと呼ばれる醤油用の菌種が あるようですが、この写真を見ると蜜柑に出来るカビに良く似ています。 やっぱりあまり良い菌ではないのでしょうか。 この黄色のカビは初めてです。 放線菌の中にも黄色のものもあるようですが、 やはり食品などを腐らせるカビかもしれません。 どれも文字からだけの推測で、実際は良い菌なのか、 悪い菌なのか、全くわかりませんが、 これから少しでも調べていけたらいいなぁと思っています。 その発泡スチロールの中で、カビに食べられながらも、 季節を感じて新芽を出している薔薇の剪定枝です。 健気です〜。 ![]() 続いて、2回目納豆菌培養のトレーに出来たカビです。 ![]() この白いカビも黄土色のカビも 粒状になっている上に菌糸が出来ています。 果たして納豆菌のコロニーが本当に出来たのでしょうか? 納豆菌が白だとしたら、黄土色は何? 新聞紙を被せていたので、雑菌がついたのでしょうか? でも1回目の納豆菌培養に出来たものと違います(*^_^*) さて、どれが納豆菌? ネットで購入した納豆菌は白かったのですが、 他の色でもあるのでしょうか? ![]() 3回目の米ぬか発酵は11日に種麹菌を入れて仕込み、 12日には47℃に上昇。 かき混ぜると35℃まで下がってしまい (この時、混ぜなければ良かったかもしれません) その状態で納豆菌と剪定枝を入れました。 14日には43℃に上昇しましたが、下の方に水分が出て、 米袋が破けてきましたので、土嚢袋に入れ替えました。 米袋の下端に米ぬかが固まっていたのを何とかほぐしました。 18日に消石灰を30cc程入れますと ![]() 53℃に再び上昇しました。 しかしその後は徐々に下がり、 35℃まで下がってしまいました。 お湯を足すと納豆の強い臭いをさせて 40℃〜45℃位に上がり、乾いてくると今度 は麹の臭いがして、35℃位に下がります。 こんな事を何日か続けています。 強力だといわれる納豆菌と麹菌が 同居しているようです。 どうも中途半端な環境に、 菌同士が拮抗しているような感じです。 次の写真はその後徐々に出来てきたダマダマです。 ![]() ![]() ![]() 麹かびの中には白、黒、黄色、緑のカビがあるようです。 これも納豆菌なのか、麹菌なのか・・・ ほぐすと熱を持っているのがわかります。 ただ、高温になったわけでもないので、 このダマダマが糖化作用の終わった印のコロニーでは、ないです(_ _) 『発酵肥料で健康菜園』(薄上秀男著)によりますと、 「微生物遷移を大きく左右するものは、温度、PH、酸素、 光などの変化だ。・・・中略・・・自然界のこのような環境変化に 合わせて発酵をさせていけば、これらの発酵菌が優勢的に繁殖し、 腐敗菌は劣勢となり腐敗することは少ない。四季の自然環境を無視し、 人為的操作で無理に環境をつくったときに腐敗が起こり失敗しやすい。」 とあります。 3段階発酵の2段階目の納豆菌をワラを積み上げ、 木灰か溶燐と水分を補給する自然な方法を取れないために、 納豆菌を人為的に入れてみたのですが、自然と飛び込んでくる環境が 出来ていなければ、所詮中途半端な環境だったのだと思います。 2回目米ぬか発酵も上手く温度の上昇がないまま、 その半分に乳酸菌を入れましたが、30℃位を行ったり来たり。 日にちが経ってくると、むしろその残りの半分の方が 22日には42℃に上昇してきました。 麹菌はじっくり効いてくるという感じです。 そして菌に紫外線は禁物なのはわかりますが、 どうも光もあまり好きでないような気がします。 夜中や日中誰もいないこの部屋では、 静かに温度が上昇しているような、気がするのです。 夕方帰宅して、電気を付け、見つめていると下がってくるような・・・ 菌は暗くて静かなところが好きなのかなぁ。 |
![]() |
性懲りもなく、またまた3回目の米ぬか発酵と 2回目の納豆菌培養をしました。 米ぬか発酵の方は今度は米ぬか3kg、きび砂糖50g、塩30g、 熱湯1リットルを混ぜ39℃で種麹菌20gを上部に軽く混ぜました。 数時間は30℃以下に下げないようにコタツに入れて、 その後は室内に置きますと、翌日夕方には47℃まで上がりました。 翌々日13日朝、花壇に撒いてある薔薇の剪定枝を入れ、 納豆菌をほんの少し入れ、水分を足しました。 ![]() フライパンで炒り、きび砂糖40g、薄めた 味噌汁300cc、納豆菌を本では3ccと なっていますが、約2g(多いです)、 そして培養床を弱アルカリ性にするために 消石灰を30g入れました。 このリトマス紙の色からみると、 消石灰30gもちょっと多かったようです^^; 今度はコタツにも入れず、新聞紙と タオルを被せてすぐ暗い所に置きました。 翌日覗いて見ますと、乾いてバリバリに なっていましたので、お湯を補充しました。 ![]() 2回目の米ぬか発酵は12日に初めて自力で30℃に発熱しました。 13日には少しすっぱいような、腐敗臭みたいな怪しい臭いをさせて 35℃になりました。 このままにして更に温度の上昇を待ち、空気中の納豆菌が入り込んで 来るのを待つのが3段階発酵肥料作りの本筋なのですが、 怪しい臭いが心配になってきたので、14日には土嚢袋に半分ずつに 分け、片方にヨーグルト500ミリリットルを入れてみました。 乳酸菌が雑菌の繁殖を防ぎ、分泌する有機酸(乳酸、クエン酸、 酢酸などや、広義ではアミノ酸も含む)により 無毒化されて吸収しやすくなったミネラルを作ってくれるという、 すごーい効果を期待してのひとつの作業段階です。 人間を含めてすべての生物は水素、リン酸、酸素、炭素、マグネシウム、 クロム、ヒ素、亜鉛など27種類の必須元素なしでは生きられず、 人間はこれらの内、重金属イオンを肝臓や腎臓で無毒化して 吸収しているそうですが、しかしこの能力は微生物が一番強く、 分泌する酵素により包み込んだり、有機酸によって、 挟み込んだりして無毒化しているそうです。 植物も当然自分で無毒化するより、 微生物によって無毒化されたミネラルを摂取する方が能率が良いと 考えられるのです。 植物もアミノ酸の状態で吸収できるし、 ヘモグロビン(たんぱく質)でさえ取り込める! (「発酵肥料で健康菜園」P40記載)なら、 もう一度アミノ酸を作らなければならない、 無機質の栄養分だけを摂取することはないでしょう。 1回目の米ぬか発酵は28℃〜30℃を行ったり来たりし、 あのセメダインの臭いはすっかり消え、あまり美味しそうでない ココアのような、コーヒーのような強い臭いをさせています。 中はさらさらになってきました。 この米ぬか発酵の袋に中に、 麹菌が作り出す酵素が本当に作られたのでしょうか? 乳酸菌(ヨーグルト)も酵母菌(イースト菌)も入れましたが、 やはり本当に菌たちが無毒化されたミネラルを作ってくれたとは、 まだちょっと信じられないです。 甘い臭いはかすかにありましたが、納豆の臭いも、 醤油のような臭いもしなかったし、 温度の上昇も47℃が上限でしたから。 これからお酒の臭いがしてきたらいいのですけれど。 このココアのようなコーヒーのような臭いは いったい何が作られた臭いなのでしょう・・・ ![]() 1月31日に作った1回目の納豆菌培養に やっと肉眼で見えるほどの菌らしきものが 見えてきました。 本によりますと 「白い点々とした粒上のコロニー」と なっていますが、 私には綿のように見えます。 綿のようなのは麹菌のはず・・・ また失敗〜? いじくり過ぎたかも・・・ 一応納豆の臭いはしているのですが、 なんの菌糸なのか、わかりません。 今この客間兼居間兼食堂には米ぬか発酵が4つ、そのうち1つは 擬似ココア臭、1つは2回目のを半分にしたヨーグルト入り、 1つはその2回目の残り、1つは種麹菌と種納豆菌を入れたもの。 そして納豆菌の培養が2つ置いてあります。 私にはすべての臭いは区別がついていて、別々に臭うのですが、 どうも部外者の方々には全部一緒に混じって、 どうしようもない悪臭になっているらしいのです^^; 昨日ちょっとお茶を飲みに寄られた友人など、 「充分この臭いでお茶が頂けました。」などと、 空茶を謝る私におっしゃったりして・・・(泣笑) このミニ発酵試作品たち、 この暖かい部屋にずっと置いて朝夕に温度や臭いの 様子を見ていたのだけど、いつまで置いてもらえるかしら(_ _) 張本人のこの私でさえ、だんだん強くなってきた納豆菌の臭いに 参ってきているくらいでして。。。 |
ページの上にジャンプ |