GURPS Water Polo
GURPS Water Poloとは
管理人の完全な趣味であることを、前もってお断りさせて頂きます。
これは、GURPSの多様性を逆手にとって水球(Water Polo)を再現してしまうという無謀な試みです。
管理人は少し水球をかじったことがあり、あのすばらしさをTRPGで再現できないものかと思って、これを組み立てています。
水球について、ごく簡単に
あらかじめ、水球というスポーツについて、ごく簡単にですが、触れておきましょう。
水球は、いわば水の中で行われるハンドボールです。
ボールは男子用・女子用・ジュニア用などのサイズがあり、最も大きい男子用ボールの大きさは、サッカーボールと同じぐらいあります。女子用はバレーボール程で、ジュニア用はハンドボールとほぼ同じです。
フィールドに入れるのは七人で、うち一人はゴールキーパーです。ベンチに入れるのは六人までですから、合計して十三人が試合に出場することができます。
交代は、後述する「永久退水」や「退水」となっている選手以外ならば、いつでも自由に行うことができます。
フィールドは、(おおよそですが)縦30m、横15mのロープで囲まれた、深さ2m以上のプールです。
一試合は七分間の「ピリオド」と呼ばれる単位四つからなり、この間により多く、相手のゴールにボールを叩き込んだチームの勝利となります。但し、反則を取るたびに時計が止まるので、一ピリオドは実質十二〜三分間にもなります。
また、ボール権を持ってから35秒経過すると、自動的に相手の「フリースロー」(後述)となってしまいます。このカウントは、シュートがゴールに触れるか、またはいったんボール権が移ればリセットされます。尚、ボールがフィールドの外にでた場合は基本的に相手側にボール権が移り、さらにゴールの後ろ側に出た場合にはゴールラインから2ヤードの線上からのコーナースローとなります。
さらに、両チームは一つの試合で二つまでタイムアウトを取ることができます。一分間の試合中断の後、選手たちは好きな位置に移動します。但しタイムアウト側のチームの選手で一名は、フィールドの中央で審判からボールを受け取らねばなりません。
反則は細かく規定されていますが、ここでは大雑把に述べてみたいと思います。
まず、最もやってはならないこと。それは、相手に対する故意の暴力です。これは常識の範疇に収まるはずです。
これをやってしまうと、「永久退水」といって、その選手はその試合にもう参加できなくなってしまいます。
次にくるのは、「退水」です。泳いでいる相手を引っ張ったりすると取られます。これは、20秒間か、ボール権が移動するまでのどちらかまで、試合から離脱しなければならないという罰則です。離脱した選手は、ベンチ前のロープに囲まれた小さな場所で待機しなければなりません。なお、退水は三回受けると永久退水となります。
フリースローというものがあります。これは、ボールを持っていない相手に対してタックルしたり、体の一部をつかんだりすると取られます。
この場合、ボール権は即座に相手に移り、さらに相手がボールを水につけるまでの間は一切手を出すことができません(退水となります)。ただ、ボールを持ってから三秒以上そのままだと、逆に相手のフリースローになってしまいます。
また、ゴールから7ヤード以上離れていなければ、フリースローから直接シュートを撃つことはできません。
反則はありますが、然し、水の中の様子というのは、非常に上からは分かりにくいものです。意外と皆、つかんだり、絡んだり、蹴ったりしてます。「水中の格闘技」といわれる由縁です。
審判は主審と副審の二人が付きますが、とても反則の全ては見切れません。
水の中とは思えないほどスピーディに、かつ激しく水球の試合は進みます。実際にプレイするのは勿論、見ごたえもたっぷりとあります。
GURPS Water Poloのルール