GURPS Basic、GURPS Magic
GURPS Simple Fantasyの舞台となる世界の文明レベルは3です。一年は360日であり、30日ずつ12ヶ月に区切られており、七日で一巡りする週があります。
この世界には魔法が存在し、それを使う人々は一般人から尊敬と畏怖の念を以て見られます。まだそれ程歴史が無く、また魔法を扱える人間の数が少ないため、まだ社会全体に大きな影響を与えるには至っていません。
人口一万人を抱える、そこそこの規模の町です。
四季がはっきりとした気候で、春夏秋冬が三ヶ月ごとに巡ります。一年を通して雨が降り、農作物や家畜が良く育つ地域です。気温の変化も穏やかで、一番暑い時で30度、一番寒いときで0度程度であり、雪は珍しいものとして幸運の運び手とされています。
ペルトの東に位置し、世界の四大不思議洞窟に数えられる、魔法の掛かった洞窟です。誰がその魔法を掛けたのか、今となっては誰にも窺い知る事は出来ません――ただ洞窟だけが其処にあります。
この洞窟の中には、ありとあらゆる貴重な物が眠っていると言われ、実際にその中に潜って宝物を見つけ出し、財産を築いた者も数多くいます。宝は洞窟の中に何気なく置かれているのですが、何故それが其処にあるのかを知る者は居ません。
この洞窟は、掛けられている魔法の力によって、突如その構造を変えてしまいます。周期性は無く、長いときは一ヶ月、短いときは数日で、突然形が変化するのです。そしてその時、構造が変わるだけでなく、散りばめられている宝も生み落とされます。たとえ拾い尽くされても、こうしてこの洞窟は無限の宝を生み出すのです。
中にあるのは宝だけではありません。危険な生き物も多数棲み付いています。(洞窟がこの生き物を生み出しているのだと言う説もあります。)また、落とし穴や吊天井など、誰かが意図的に仕掛けたとしか思えないような罠も見つかる事があります。
そうした危険にも関わらず、宝を求めて、或いは洞窟の新の姿を明らかにしようとして、この迷宮に足を踏み入れる者は後を絶ちません。
WMぶっちゃけ談:要するに「不思議なダンジョン」です。
この世界の人間の初期能力値は、我々と同じで全て10です。能力値を増減させる際のCPに関しても、我々と同じコストで変化させる事が出来ます。
異種族の能力値修正は、能力値をCPを用いて変化させた後に適用されます。例えば、敏捷力+1の種族が敏捷力に30CPを支払った場合、先ず敏捷力が13に上昇し、その後に+1されて14となります。
一切考えていません。GURPS BasicとGURPS Magicに記載されている特徴、技能で全てです。
マナの密度は「普通」です。魔法の素質の無い人間は魔法を使う事は出来ません。
呪文に関しては、GURPS Magicに記載されている呪文で全てです。追加呪文はありません。
魔化された物品に関しては、GURPS Magicの記述に従います。基本的に貴重品であり、何かの幸運で手に入れるか、高い金を払って手に入れるかしなければなりません。
存在する武器、防具、一般装備についてはGURPS Basicに記載されているもの全てが存在します。通貨単位はカイル(Keil、Kと略記します)であり、ルール上は1ドル=1カイルと換算します。