水の戯れ Op.8
「なあ八戒。お前ってソープ行ったコトある?」
それが全ての始まりである悟浄の一言であった。(笑)
「……そんなの行ったことあるわけないじゃないですか」
半ばあきれた風に言う。
「じゃあ、ちょっとソープごっこしてみねぇ?」
「……え……?……何言ってるんですか」
「いいからいいから 」
悟浄は嫌がる八戒を風呂場へと連れていく。
「だいたい……どっちがソープ嬢をやるんですか?」
「そんなの交代でいりゃイイじゃん」
悟浄は手際よく八戒の服を全て脱がすと、自分も全て脱ぐ。
「さあ入った入った」
バタンと悲劇の扉が閉められた。(笑)
「じゃあまず体を洗ってやるよ」
悟浄は自分の手で石鹸を泡立てると、八戒の体に塗りつける。
「…え……ちょっと…悟浄……」
そのまま撫でるように全身に泡を塗る。
「ハンド洗い なんてなっ」
一旦全身に泡を付けると、胸のあたりを重点的に洗う。
「や…あん……ごじょう……」
泡によっていつもより刺激が増す。
片手で胸の突起をつまみ、もう片方の手を下へと忍ばせる。
泡のついた手で扱き上げられ一気に高まる。
「いや…だめです……」
胸を嬲っていた手を後ろへ差し込む。
泡によって抵抗無く進められる。
指を一本から二本へ増やす。
前と後ろを同時に責め立てられる。
先端に爪を立てると、八戒は勢いよく全てを吐き出した。
「どう?俺のハンド洗い 」
まだ荒く息をついている八戒に、お湯をかけ、全てを洗い流す。
「……もう」
顔を赤らめ、うっすら涙目で睨み上げる八戒。
─────
かわいい……。
悟浄の煩悩に一層火が付けられる。
「じゃあ、今度は八戒が俺を洗ってよ 」
「…今みたいに手で洗うんですか?」
「…んー。それでもいいけどー」
悟浄は再び石鹸を取ると、八戒のお尻に塗る。
「え?…何を……」
慌てる八戒の耳元に口を寄せる。
「ヒップ洗いってどう?」
軽く八戒の耳たぶを噛む。
「なぁ?いいだろ?」
抵抗したところで無駄だと悟っている八戒は、諦めてふう、とため息をつく。
「……今回だけですよ……」
八戒は自分のお尻を悟浄の体に滑らす。
弾力のあるヒップが悟浄の腹や腰を滑り回る。
「やっぱお前の尻って気持ちいいよな 」
「…バカなこと言わないでください!」
顔を赤らめて叫ぶ。
悟浄は八戒の腰を掴むと、グイっとひっぱり自分の上へとおろす。
「……っ!」
奥まで突き上げると、すぐに抜く。
「バック壺入れ 」
「……なんですか?壺入れって…」
「さっと一回入れて本番を待ち遠しくするもの……って、もう待てないか」
さっきイったにもかかわらず、八戒のものは壺入れによって、完全に元気を取り戻していた。
「せっかくだから、湯ん中でするか」
戸惑う八戒を湯船の中へ連れていく。
男2人が入ると、湯船のお湯はザーっと大量に溢れ出る。
悟浄は浴槽に座ると、自分の上に八戒をおろす。
「あ……や……っ」
悟浄のものと共にお湯が入ってくる。
感じたことのなす感覚に、上り詰めそうになる。
「ああ……ごじょ……」
「ちょっとはやくねぇ?」
悟浄は八戒のものの根元を抑える。
「もうちょっと楽しもうよ」
根元を抑えたままで激しく突き上げる。
「…やぁ…ごじょう……おねがっ…」
八戒の目から涙が零れる。
「仕方ねえなー」
悟浄は手を離すと、最奥へと突き上げた。
「あああ……」
そさの衝撃に八戒は湯の中に放つ。
それと同時に悟浄も八戒の中に自らを放った。
「八戒、大丈夫か?」
ベッドの上では、八戒が湯あたりでバテている。
パタパタと団扇であおぐ。
「ちょっとハリきっちゃって……悪かったな…」
「…………」
沈黙が流れる。
「なあ………」
そのしばらく続いた沈黙が破られる。
「こないだ出来たラブホにブランコがあるんだってよ。今度行ってみねぇ?」
「……ごじょーのばか……」
涙目で怒る八戒もやっぱりかわいいなぁ、とか思ってしまう悟浄であった。
END
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