作品名 | 幽遊白書 | ||||||||
作者名 | 冨樫 義博 | ||||||||
出版社 | 集英社 | ||||||||
発行日 | 2004.08 | ||||||||
ストーリー |
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主人公・浦飯幽助はケンカでは誰にも負けたことがないという 皿屋敷中学一のワル。 その日は幽助にとっていつもと変わりない1日だった――正午に学校に行って先生に教室から叩き出され、ライバルの桑原と喧嘩し、酒を飲んで酔いつぶれた母親を起こすために家に帰る。 ところが、小さな子どもの命を救うために車の前に身を投げ出し、幽助は死んでしまう。 幼なじみの蛍子が昏睡状態に陥った幽助の体にすがって泣くその姿を、幽霊になった幽助は見おろしていた。 しかし彼が命を投げ出して子供を救うなど死者の魂を管理する霊界すら予想し得なかった出来事であったため、霊界では幽助の居場所はない。そこで、幽助は生き返る1回きりのチャンスをもらった。 その際、幽助に与えられたのが、霊力を武器に異界がからんだ事件を 解決する「霊界探偵」という任務。 幽助の試練はこれからが本番だったのだ。 |
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個人的感想 |
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不良の主人公とはいえ、一本筋の通ったキャラクターのため 「(人を助けようとするなんて)霊界も予想しなかった死人」という エピソードには当時からちょっと抵抗がありましたが、ストーリー自体は とてもおもしろい! 同人誌などでは蔵馬と飛影のラブシーンを扱うものが異様に多かったと記憶しています。 登場人物に個性があり、最初の生き返る試練→霊界探偵となっていく 過程も飽きさせません。 最初は反発しあっていた者同士が、言葉はなくとも信頼という糸で つながっていく。それがセリフや行動で垣間見えたときが最高に かっこいいです。 主人公がどんなに力をつけても「普通の中学生」という視点を失って いないところも魅力のひとつだと思います。 |
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