作品名 夜 王       
作者名 倉科 遼 (著), 井上 紀良(イラスト)
出版社 集英社
発行日 2003.06〜


ストーリー

2003年、新宿、歌舞伎町に座り込む男、的場遼介

金も、コネも、何も持たずに北海道から出てきた彼に「東京」の街は
冷たかった。しかし、世界的デザイナー加納麗美(かのう・れみ)との
運命的な出逢いで、遼介の人生は大きく変わっていく・・・。

純粋な心とそのひたむきさで、ロミオに訪れる女性のハートを確実に
つかんでいく遼介。しかし、遼介の前にはロミオでNo1のホスト”聖也”
という最強にして最大のライバルが立ちはだかる!
やがて、純粋なだけでは通用しない”この世界”の厳しさを知る・・・

人は誰でも落ち込み、自分の力のなさを知る時がある。遼介においても、例外ではなかった。
しかし、遼介はその歩みを止める事は決してしなかった。

いつの日にか夜の街の王、「夜王」となる日を夢見て・・・。
                                (yaoh.netより)



個人的感想

コンビニで、絵がきれいだなぁと思って手に取ったのが最初です。また、原作者が「女帝」シリーズと同じ方だったので、さらに興味をひきました。

実際読んでみて、期待通り、ものすごく面白いです。

まず主人公・的場遼介の成長していく姿がとても素敵に描かれています。主人公の人柄、一生懸命さが周りをひとつにしていく。彼には人を惹きつける力がある・・・。イラストもとてもきれいで見ていても飽きることがありません。読んでいて、自分自身が「遼介」の魅力に惹きこまれます。
夜の世界はこういう世界なのかなぁというエピソードもたくさん入っていてこれからの展開が楽しみな、お気に入りのコミックです。