作品名 闇のパープルアイ        
作者名 篠原 千絵
出版社 小学館
発行日 1995.03


ストーリー

主人公の尾崎倫子はごく普通の女子高生。幼馴染で一つ年上の
水島慎也に恋をする。

ある日倫子は暗闇の中で自分の瞳が紫に変わり、味覚にまで変化が
訪れている事に気づき怯える。それを慎也が助ける。豹に変身し
人を食い殺す倫子を慎也は愛していると言ってくれた。

自分は何者なのか? 瞳の色が変わった時から、倫子の運命が大きく
動き始める・・・。

前半は豹に変身する少女、倫子(変身人間)の苦悩と戦い、後半は黒豹の変身人間、小田切貢と倫子の間に生まれた純血種の変身人間、
麻衣の話。



個人的感想

スケールが大きく、スピードある展開。また、突然自分の体が変化し、
何者か分からなくなり、運命に翻弄され苦悩する倫子。それを必死で
支えようとする慎也との切ない恋。さらに麻衣の誕生の運命・・・。

読んでいる間ずっとハラハラし通しで、かなり読み応えのある作品です。

まだの方はぜひ一度読んでみてください。